勉強は欠かさず行いたいものですが、独立前と独立後では勉強内容も勉強方法も異なると思います。
独立前の勉強(スキル・インプット中心)
独立前、つまり勤務時代には、以下のような勉強が中心でした。
- ロジカルシンキング、クリティカルシンキングなどのビジネススキル
- 資料作成のスキル
- 会計などの本や研修を受けてインプット
もちろんそのときの仕事の状況に応じて、他にも勉強することはありましたが、基本的には上記のような内容が中心だったと思います。
独立前は、お客様だけでなく、上司にも説明が必要なことが多いです。
そういう場面で受け手にわかる説明をするために、ロジカルシンキングやパワポの資料作成について勉強をしていました。
また、勉強方法はインプット中心です。本を読んだり研修を受けたり。
会社が本や研修費用を負担してくれることもありますし、研修に行く時間を平日に設けてくれることもありました。
実践の場面もなくはないですが、仕事はあらかじめ決まっているため、勉強したことをすぐ実行できないこともあります。
独立後の勉強(基礎・アウトプット中心)
独立後は、会計などの専門分野を仕事の中心にしながらも、そうではないことも勉強する必要があります。
営業、デザイン、プログラミングなど(自分が望んでやっているものもありますが)。
ロジカルシンキングなどのスキルよりももっと基礎的な部分から勉強が必要になります。
- 読む(効率的にインプット)
- 書く(専門用語を極力使わずに伝える)
- 話す(専門用語を極力使わずに伝える)
あるいは、「自分」という人間の人柄とか、人間的な部分も磨いていく必要があります。なので、ビジネスとは関連があまりない小説や古典なども読むことが増えています。
もちろん、会計や経理といった専門領域の勉強も欠かせません。でも、ただ本や研修でインプットするだけでなく、それをアウトプットする訓練も必要です。
読んだ本やセミナーの感想をブログで紹介してみたり、習熟するための仕事をつくったり、アウトプットという勉強方法の比重が増えてきました。
独立前と独立後では、置かれた立場が全く異なります。勉強方法も、それに応じて考え直す必要があります。
どうやって勉強するか
時間をブロックする
勉強する時間は天引きして確保します。空いた時間にするということは難しいので、昼休憩の時間や朝の通勤時間などでカレンダーに勉強時間を予定として入れるようにします。
要点を絞る
読書メモでも同じことをしていますが、勉強した内容を長々と要約することはせず、3つの要点に絞ってしまいます。
要点を3つに絞ることは簡単ではありません。学びが多いセミナーなどになると、いろんなことを「メモしておきたい」という衝動に駆られますが、勇気を持って3つに絞ります。絞り出す過程で、何が重要か or 重要でないかを考えることになります。
アクションを考える
ただ学んだ内容をまとめるだけでなく、学んだ内容をどのように実践するかというアクションも書いておきます。
アクションを考えないと、せっかく勉強したことを活かせないという、よくある状況になります。
いざ考えようとすると、案外難しいです。勉強した内容が、自分の仕事とか私生活にどのように活きるのか(活かすのか)、セミナーを聞いてるだけだとなかなか考え付きません。
発信する・教える
実際にアウトプットすることも重要です。
仕事で早速使ってみる、ブログなどで発信する、そういったアウトプットの場がないと、すぐに忘れてしまいます。
人に伝えようとすることで、考えが整理されていくものです。
教わるだけでなく、教えるつもりで勉強をすることが望ましいです。