伝説の文房具「消えるチェックペンと赤シート」による記憶法

2024年12月1日

ものを覚えられなくなる、というのは社会人になると多くの人が痛感することではないかと思います。そんな大人にこそ、かつて受験生だったころに使った伝説の文房具「消えるチェックペンと赤シート」が使えるのではないかと思います。

なぜ歳をとると覚えられなくなるのか

確かに歳を取ったら体は衰えていきます。
人の名前もモノの名前もすぐに出てこなくて、「アノ人がアレしてたよね」とか「この前のドラマに出てたアノ人」みたいな代名詞ばかりの会話になってしまいます。
（しかしそれが意外に通じるものだったりもしますが）

物覚えが悪くなるのは、歳をとって脳が衰えているのでしょうか？おそらくそれもあるのでしょう。

しかしそれだけでないような気もしています。
記憶力が衰えたのではなく、記憶しようという気力が衰えているのではないかと。

学生時代は、「新しい情報をどんどん吸収したい・しなければならない」という圧力や気力に満ち溢れていました。
テストで良い点を取るには数式とか年号を覚える必要がありましたし、資格の試験も暗記をどれだけできるかで合否が分かれます。

勉強以外にも、好きなミュージシャンが新曲を出せば歌詞カードをかじり付いて読んでいましたし、漫画も新巻が出れば何回も読んでいました。
だから、今でも当時聴いていた曲は歌詞を見なくても口ずさめるし、漫画の内容や名シーンは今でも覚えています。

意識していなくても、新しいものを吸収したいという意欲にあふれていました。

今は、新曲をそんなに熱心に追いかけることもしないし、テレビもBGMとして流している程度で真剣に見ていません。
だから、歌詞も覚えられないし、芸能人も名前が出てこないし、そもそもみんな同じ顔に見えて区別がつきません。

インプットが浅いから、記憶もできないのではないかと思います。

だから、大人になっても、「本気になって暗記しなければ」と思えばちゃんと記憶できるのではないか。

ということで、かつて多くの受験生が一度は使ったであろう伝説の文房具「消えるチェックペンと赤シート」を買ってみました。
（今はセリアで110円で買えます）

サービスメニュー

チェックペンと赤シートを使う効能

記憶力、特に長期記憶を高めるために必要なことは、「繰り返し覚えること」です。
一部の特殊な人を除いて、一度見ただけでモノを覚えることは不可能です。これは人間の特性上、どうしようもないことです。
見たもの聞いたものを全て覚えてしまったら、辛かったことや悲しいこともずっと忘れられず、精神が崩壊するでしょう。忘れるということは、自分を守るための必要な機能です。

忘れてはいけないことを記憶するためには、「これは自分にとって重要な情報だ」ということを脳に教え込ませる必要があります。
そのために、緑のマーカーで線を引き、そこを赤シートで隠してブツブツ唱えてみる。

これによって、脳に「これは重要な情報である」と刻み込むようにします。

そして、また別の日に同じ箇所を赤シートで隠して、覚えているかを確認し、忘れてたら再度記憶します。

これを繰り返すことで、少しずつ暗記ができるようになります。

今は私が受験生だった20年前とは違い、GoogleやAIがあらゆる知識を詰め込んでくれています。
記憶しておくことの優位性は、年々下がってきているかもしれません。

でも、何かわからないことがあるたびにいちいちスマホで調べるより、脳みそからサクッと引き出したほうが速いこともあります。

あと、いちいちスマホで検索するより、即答できたほうが何かカッコよくないですか？
記憶することは、効率化の一つのメソッドでもあるといえます。