本を読んだらそれを実生活でも活かしていきたい。私が実践している読書メモの残し方をまとめます。
読書メモの作り方
今私が実践している、読書メモの作り方は以下の3つがポイントです。
- 手書きで書く
- 本の要点(と自分が思うところ)を3つ箇条書きで書く
- 自分の感想や気づきを書く
手書きで書く
読書メモは、手書きで書いています。
普段日記などを書いているノートに、読書のメモもまとめています。
Notionなどのメモアプリで残すこともしたことがあります。
でも、作っても見返すことがあまりないんですよね。
見返さないと意味がないと思うので、普段から使っているノートに手書きで残しています。
手書きだと、検索しづらいというデメリットはあります。
ですが、手書きで書いた内容は、意外と覚えてたりします。
「あの本の内容は、暑かった時期にノートの真ん中らへんに書いた気がする」みたいな感触での記憶が残ってたりするので、検索に困るということは意外に多くありません。
本の要点(と自分が思うところ)を3つ箇条書きで書く
「これは」と思う本に出会うと、たくさんページの端を折ったり線を引いたりして、できるだけ多くの箇所を記憶に残そうとしてしまいがちです。
でも、たくさん要点が多くなると、覚えられません。覚えられないと血肉にはなりません。
難しくても、読んだ本の要点は3つにしぼって箇条書きにします。
3つしかないと思うと、厳選することになるので、さらに読み込みができ、理解が深まります。
自分の感想や気づきを書く
本の内容を記録しておくだけではなく、自分がその本を読んで何を思ったのかを書くようにしています。あるいは、これから起こす行動の内容を記録しておくでもいいと思います。
答えはググればいくらでも出てきますし、AIの方が知識はあります。
でも、自分の考えや感想は、世界中のどこにもない自分だけのものです。
合ってるか間違ってるかはともかく、自分の考えを紙の上だけでも表現しておくことで、AIがまだ踏み込めない領域だと思うので、必ず自分の気づきやアクションを書き残します。
古典や小説は抜き書き
以上は主にビジネス書のような、仕事で活用することを主な目的とした読書で作るメモです。
一方で、仕事のためではなく、読書そのものを楽しむための読書もあると思います。
小説とか漫画とかがそうです。
あるいは、ちょっと難しいけど一回は読んでおきたい(文字を追うだけの)読書なんかもやっています。

こういう本を読むときは、要点を書き残すというよりは、抜き書き帳という別のノートを作り、そこに気になった表現とかをそのまま抜き書きしています。
「百冊で耕す」という本を読み、影響を受けて始めたものです。
具体的には、
- 読んでいるときに、気になった表現や面白い文章があったらマーカーを引く
- 読み終わってから、線を引いた箇所を再読して、やっぱり良いと思ったところをノートに書き写す
といったことを行っています。
文章のストック集みたいなやつです。
プロの文章を、自分で書いて手元に置いておき、たまに見返すのが楽しいです。
「手段」としての読書と「目的」としての読書
読書でも、仕事で役立てるためとか、新しい知識を得る「手段」としての読書では、できるだけ多くの本を読み、要点を絞り、本の内容ではなく自分の考えやアクションに重点を置いてメモを残します。
一方で、読書そのものを「目的」として楽しむ場合は、自分の考えとかよりも、その文章を楽しむために、抜き書き帳を作っています。
同じ読書でも、目的が違うとメモの作り方も変わります。
せっかく時間をかけて読む以上、何かメモを残しておくのはおすすめです。