Microsoftのアカウントにログインできず、Onedrvieが一時的に更新できない状態になりました。万が一の状況は、必ずあるものです。
OneDriveにログインできない
パソコンで使うデータは、全てクラウドストレージに保管しています。
今はGoogleドライブを使っていますが、昔はMicrosoftのOneDriveを使っていました。
そのMicrosoftのアカウントのメールが今は使っていないアドレスだったため、念のため更新しておこうと思い、1ヶ月ほど前にMicrosoftのログインIDを変更しました。
IDを変更してから、OneDriveに「ログイン情報を確認してください」というアラートが出て、新しいログインIDでログインしようとしても、なぜかログインできません。「セキュリティに懸念あり」とのことで、ログインすらできない状況になりました。
アカウント復旧のリクエストを出しても、「復旧できない」という自動メールが送られてきて、一向に解決しません。
電話などのサポートもないようで、なす術がありませんでした。
OneDriveは今は使っていないのですぐに問題になることはありませんでしたが、古いファイルはOneDriveにしか保管していないものもあったりしたので、かなり不安になりました。
結局、アカウントの復旧が完了したとのメールが来て、その後無事ログイン出来る状態になりました。
どうやら、1ヶ月前にログインIDを変更してから、その変更が反映されるまでに1ヶ月ほどかかったようで、その間はログインができなかっただけのようです。
ひと安心しましたが、ログインできない間はOneDriveも更新できず、昔のデータが二度と確認できないのではないかと不安になりました。
データが消えたわけではないですし、何か対策はあったかもしれませんが、これが急ぎだったらと思うとぞっとします。
万が一の対策は、とっておいた方がいいことを痛感しました。
クラウドも万能ではない
今回の事件はMicrosoftにエラーがあったわけではないですが、世界最大手のサービスといえど、データ消失や漏洩のリスクがゼロではありません。また、消失はしなくても、何らかの要因で保管しているデータにアクセスできないリスクはあります。
これが繁忙期で1分1秒を争う状況だったら、目も当てられないでしょう。
どんなに優れたクラウドストレージでも、予期しない要因でデータが使えない可能性があります。
万が一に備えたバックアップが重要です。
データのバックアップだけでなく、トラブルにも焦らず対応できる「心の余裕のバックアップ」も重要だと思います。
バックアップのすすめ
データを複数箇所に保管
OneDriveをメインに、Googleドライブをバックアップ用など、複数のサービスにデータを保管しておけば間違いないでしょう。
データ量が多いと面倒ではありますが、念のためのバックアップとしてはアリだと思います。
セキュリティ対策はマスト
データ消失だけでなく、漏洩のリスクもあります。万が一に備え、2段階認証、複雑なパスワードを設定(LastPassというアプリを使っています)するなど、一般的なセキュリティ対策はしておきましょう。
ローカル保存はアリか?
クラウドストレージに対するリスク対策として、データをローカルに保管するという選択肢もあります。
パソコンのCドライブに保管するとか、外付けのHDDに保管するという方法です。
これはこれでリスクはあります。HDD自体が壊れたり紛失したりすれば漏洩につながります。
私は現時点ではローカル保存はしていませんが、データが増えてきたら、ローカルに保管することも考えようと思います。
焦る状況を普段からつくらない
データのバックアップだけでなく、万が一データにアクセスできなくてもすぐには仕事に困らない状況にしていきたいものです。
繁忙期で余裕がない状況で、一時的にでもデータにアクセス出来ない状況になると、仕事に大きな穴を開ける可能性があります。お客様にも迷惑をかけるリスクがあります。
普段からそういったギリギリの状況をつくらず、何か問題が生じても直ちに仕事に影響しないような仕事の整備をすることも、バックアップの体制としては重要だと思います。