読んだ本を「説明」するだけでは伝わらない

読書会によく参加します。各自が本を紹介し合うのですが、ただ本の内容を説明するだけでは、なかなか相手に伝わらないものです。

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大阪の読書会に参加

読書会が好きで、大阪とか奈良の読書会によく参加しています。
各自が読んだ本、あるいは読んでいる本などを紹介しあうというものです。

自分だけで本を選ぶと、どうしても趣味が偏ってしまいます。
読書会に行くと、いろんな背景を持っている人がおり、本の趣味も様々です。

興味の幅を広げる意味でも、読書会は楽しいです。

読んだ本の内容を説明するだけでは、伝わらない

読書会は、本の興味を広げられるだけでなく、アウトプットの鍛錬にもなります。

私も自分が読んで面白かった本を紹介するのですが、おすすめの本を伝えるのは、案外難しいものです。

ただ本の内容を説明するだけでは、あまり相手に響いていない感じがします。
本を紹介する時間はせいぜい5分とか10分なので、その短い時間でボリュームのある本の内容を紹介するのは限界があります。

小説の内容をグダグダ説明されても、聞き手の頭には残りにくいのでしょう。

本の内容を説明するよりも、その本を読んで自分はどのように解釈したのか、自分の経験と本の内容でリンクするところがないかを意識したほうが、相手には伝わるのではないかと思います。

自分の体験を交えて、何を感じたのかを言葉にする

例えば、ワンピースを紹介するときに、

「ルフィっていう海賊が主人公で、彼は悪魔の実っていうものを食べたせいで特殊な能力を持っているんだけど、最初にゾロっていう剣術使いを仲間にして、・・・」

みたいに説明されても、これを聞いて「じゃあ私もワンピースを読んでみよう」とは思わないでしょう。

それよりも、

「ワンピースの悪役がやる悪行って、とにかく人間の尊厳を踏みにじるようなことばっかりやってくるんです。力でねじ伏せて村を略奪して占領するとか、大切な人を人質にして犠牲を強いるとか。でもそういった理不尽をルフィが最後はスカッとぶっ飛ばしてくれるんです。現実は理不尽なことは理不尽なままであることが多いですけど、ワンピースを読んでると最後は溜飲が下がるので、面白いんです。」

これが良い紹介かどうかは別にして、ただ本の内容を説明されるよりは、生きた感想になるのではないでしょうか。

本に書いてあることを説明して終わりではなく、その本を読んで何を感じたのか、自分の経験と照らしてどこが印象に残ったのか。
本を紹介するうえでは、そっちのほうが意味があるものと思います。



▪️編集後記
昨日は朝食を抜いて健康診断。
税理士業をしつつ、途中でカイロプラクティックで整体。

▪️娘日記
ちょうど2ヶ月が経ちました。産まれたときの写真を見返すと、だいぶ大きく、そして太くなりました。

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