母校の大学で、今年の公認会計士試験に合格した学生の合格祝賀会があり、私もOBとして参加しました。
母校の合格祝賀会へ
11月に公認会計士試験の合格発表がありました。私が受験したのは10年以上前ですが、今でも合格したときのことは覚えています。
母校の学生たちが公認会計士に合格したということで、私もOBとして合格祝賀会に参加してきました。
約10年ぶりに大学に行きました。私が学生だった時に通っていたキャンパスとは違うところなので、懐かしさというより、新鮮さの方が大きかったです。
大学内にスタバあるんか・・・
教授の方々の祝辞を聞き、合格した学生たち全員の挨拶も聞きました。大変なこともあると思いますが、せっかく取った資格を大いに活用して活躍してもらいたいです。
合格した学生たちと交流会
祝賀会が終わった後は、学生たちとの交流会もありました。
キャンパス内の食堂に移動し、学生たちと食事をしながら交流会です。
ほとんどが現役の学生なので、自分よりも10歳以上年下です。それだけ年の離れた若い人と話す機会も多くないので、新鮮でしたし、身の引き締まる思いです。
学生たちの質問などにも答えながら、以下のようなことを話しました。
以前も記事を書いたが、「会計士の監査離れ」が進んでいるらしい。しかし、会計士の独占業務である監査はやっぱり経験したほうがいいし、会計士として活躍していく上での基礎になるはず。
Big4の監査法人で誰もが聞くような大手企業で監査をするのもいいし、準大手でIPO準備企業からパブリックの監査まで、幅広く経験するのもアリ。東京にはいろんな人や仕事があって刺激的だが、会計士もたくさんいるので、それぞれ専門に特化していくことが多い。幅広い業務を経験するという意味では、無理に東京に行かなくても地方勤務も選択肢にはなる。
修了考査はサクッと一発で受かってしまおう。試験有給で長期の休みに入ってしまうと、つい貴重な休みだと思ってダラダラと過ごしてしまい、修了考査に何回もチャレンジしている人もいる。修了考査に受からなくても仕事には困らないが、正式に公認会計士を名乗りたいのなら、チャチャっと勉強して、一発で受かって次のキャリアについて考えていこう。
会計士は活躍できるフィールドは多い。監査法人を辞めても、仕事は引く手あまただと思う。でもだからこそ、「自分は何をしたいのか」ということに悩み続けるかもしれない。贅沢な悩みではあるが、選択肢が多いがゆえに、逆に何を生涯の仕事にしていくかに悩むことになる。焦る必要はないが、時間をかけていろいろキャリアについて考えていってほしい。
そんな話をしました。
若いときにあれほどうっとおしいと思っていたおじさんの説教を、まさか自分がすることになるとは。
学生たちには、こんなおじさんの説教はあまり真に受けず、自分が楽しい・やりがいがあると思う仕事を見つけていってほしいと思います。