私たちが仕事をするのは、生活のために必要なお金を稼ぐことが大きな要因の一つですが、今のお金を稼ぐためにする仕事と、将来のお金になる仕事の2種類があると思います。そして、後者である将来のお金になる仕事を増やしていきたいと考えています。
「今」のための仕事、「未来」のための仕事
時間の使い方に関するセミナーを受講しました。時間を増やさずに、いかにしてお金を残す仕事をしていくかに関するセミナーです。非常に勉強になりましたし、早速セミナーの内容を踏まえて、いろいろ動き出したいと思います。
セミナーの内容は詳しく触れませんが、このセミナーを受講していて、仕事には「今」の売上を上げるための「PL的な(フロー的な)」仕事と、「将来」の売上につながるような「BS的な(ストック的な)」仕事の2種類があるなという印象を受けました。
「今」のための仕事とは、お客さんや上司からの指示によって動く仕事、外注、請負でやる仕事などが該当すると思います。
一方、「未来」のための仕事とは、ブログやYouTubeなど何らかのコンテンツが残る仕事、今すぐにお金にはならないが、自分のことを知ってもらったり興味を持ってもらったりするための仕事などが該当すると思います。
投資でも同じことが言えます。投資では、株の売買やFXなどの比較的すぐにお金になる「PL」を上げることを狙う投資と、配当や家賃収入など、長期的に保有しつづけて「BS」を厚くすることを狙う投資がありますが、後者のコツコツと積み上げていく「BS」型の投資の方が(本業がトレーダーとかでない限り)長期的な資産形成という点では多くの人に向いていると考えています。
不動産投資で不労所得を得るのは大変だが、資産形成には良いと思う
しかし、私を含め仕事をしている人の多くが、前者の「今」のお金のための仕事しかしていないのではないかと思います。
仕事の9割(あるいは10割)は、「今」のための仕事になりがち
もちろん生活をしていくうえで、「今」の売上(お金)を得るための仕事は必要不可欠です。しかし、仕事の時間が一日で仮に10時間として、その10時間全てを「今」の売上のための仕事に使うのは、ずっと働き続けないとお金が尽きることになり、持続しない危険性があります。
自分が病気やケガをしたら、保険などはあるにせよ、たちまち収入源は絶たれてしまいます。また病気やケガをしなくても、年齢を重ねていけば体力も落ちてきて、徹夜をするとか休日返上で働くことも難しくなります。家族がいれば、仕事だけしていれば良いというわけにもいきません。
最低限食べていくために必要な仕事はしつつも、それ以外の「将来」のお金につながるような仕事(今はお金にならなくても)にも時間を使っていくべきでしょう。
私自身は、今までやってきた仕事の多くは、「今」のための仕事がほとんどだったと思います。
サラリーマン時代は、日々の経理業務から四半期決算&監査、開示の対応、年度決算&税務申告など、常に締め切りに追われていて、将来のための仕事をする余裕はありませんでした。
独立して個人事務所を開業してからも、目先の売上欲しさに外注や下請けの仕事を多く受けていました。
そういった仕事の方が目に見えて「仕事してる感」もありますし、「長時間働いて頑張る」ことが美学であるかのような価値観もどこかにあったりします。
結果として、平日の日中はずっと仕事をしていて、自分の時間は限られているという状況を自分自身で作り出してしまいます。
そういった価値観を少しずつ見直して、仕事の内容を見つめなおすことが将来につながるのかもしれません。
仕事の割合を少しずつ変えていく
セミナーを受講して、仕事の内容についても見直しをしていきたいと考えています。具体的には、以下のようなことに取り組んでいきたいと思います。
仕事を減らす
まず最初にすべきなのは、現在の仕事内容の棚卸しと見直しです。そして、できるだけ仕事を減らしていくことを考えていきたいです。
生活ができなくなってしまったら本末転倒なので、食べていくための収入は必要ですが、それ以上は長い時間をかけて仕事をし続けるのではなく、将来の仕事につながるようなことに時間を使う余白を残していきたいと思います。
ストックとなる仕事を増やす
時間を確保したら、その時間でストックとなる仕事にも時間を使いたいと思います。
具体的には、このブログや動画や音声の配信、業務効率化のためのスキル向上などです。
質を高めるための鍛錬
ただやみくもに仕事を減らして、新しい仕事を始めるとしても、質が低いと仕事にはなりません。お金になるだけのレベルに高めるために、日ごろのインプット&実践が必要です。
大人になると勉強をおろそかにしがちです。あるいは勉強していたとしても、何か資格を取ろうとしてしまいがちです。
「勉強のための勉強」ではなく、仕事のアウトプットを前提とした勉強・インプットで質を高めていきたいと思います。