セミナーで画面共有する資料について、PowerPointやGoogleスライドを使っていたこともありますが、今はNotionを利用しています。
セミナー資料を何で作るか?
セミナーとか研修では、9割(あるいは10割)ぐらいはPowerPointやGoogleスライドなどのプレゼンソフトが利用されます。
私も数え切れないぐらいスライドを作成してきました。
PowerPointの見栄えを少しでも良くするための工夫を先輩から伝授してもらったり、自分で試行錯誤もしてきました。
ですが、そこまで凝りすぎるのもどうかなと、最近は思い始めています。
スライドをキレイに作ることに時間がかかって、肝心な話す内容の吟味ができなくなるのは本末転倒かなと。
キレイなスライドを作って、あとはそれに沿って話すだけ、というようなセミナーだったら、もはや講師は不要でそのスライドだけ受講者に渡せばいいということにもなります。
セミナーのスライドって時間をかけて作ってると仕事した気にもなるので、ついつい時間をかけがちです。
でも、大事なのはスライドではなく、講師が話す内容です。スライドは補足するものということは勘違いしないようにしたいものです。
Notionでセミナー資料
セミナー資料をつくるにあたっては、以下の点を考慮しています。
- セミナーの全体感を見通せること(目次)
- 資料のどこの部分を話してるかが明確になっていること
- セミナー終了後に共有がしやすいこと(or PDFにして受講いただいた方に渡せること)
これらを達成できるツールを探すと、結果的に現時点ではNotionが最適解になっています。
↓のように、「トグル付きの見出し」と「箇条書きリスト」で資料を作成しています。
セミナーの全体感を見通せること
セミナーの全体感を示すために、目次のようなものがあった方がいいと思っています。
Notionの「トグル付き見出し」で、見出しだけを表示できるようにしておき、全体でどういった内容を話すのかをわかるようにしています。
資料のどこの部分を話してるかが明確になっていること
PowerPointであれば、1スライドに1つのメッセージということが明確にわかります。
でも、↓のようなNotionでトグルを付けないと、いきなり全部のメッセージが見えてしまいます。
書いてあることが一画面に全部出ていると、今どこを話してるのかわかりにくくなりますし、他の書いてあることに意識がいって集中できない可能性もあります。
なので、ある程度「トグル」で見える範囲を分けて、今どこを話しているのかを明確にし、他の部分は見えないようにしています。
こういう機能はWordでもGoogleドキュメントでもあるのですが、ちょっと個人的には使いにくく、試行錯誤した結果、Notionの「トグル付き見出し」が一番使いやすいです。
セミナー終了後に共有がしやすいこと(or PDFにして受講いただいた方に渡せること)
これはNotionではなくてもPowerPointでもできることですが、後から資料を共有するか、PDFにして受講者の方々に渡せるようにしています。
NotionであればPDFにしなくてもそのまま外部共有もできます。
(ただし、私はNotionでもPDFにして渡しています。Notionを使っていない人もいるかと思い。)
「セミナー資料がない」ことが理想
学校の授業や受験予備校では知識を得ることが目的です。そして、知識は忘れるものです。
忘れたときでもすぐに思い出せるように、テキストや参考書には情報量がびっしり入っています。
そのときの名残で、社会人のセミナーでも、資料に漏れがないようにたくさんのことを載せようとしてしまいがちです。
知識を得ることが目的のセミナーであればそれでも問題ないでしょう。資料には情報を多く載せて、図解などで視覚的にわかりやすく整理することも重要です。
しかし、私のセミナーでは「知識を得てもらうこと」よりも、「インスピレーションを得てもらう」ことに重点を置いています。
セミナーを受けていただくことで何か気づきを得ていただき、何かの行動へとつながるきっかけになれればと考えています。
きっかけを得られれば、情報はいくらでもどこからでも入手できます。
セミナー資料はそのための補足です。
究極的には、「資料なし」が理想だと思っています。
セミナーは月2回、毎月行っていますが、基本的には「知識」というより「きっかけ」につながるセミナーになることを目指しています。
セミナー情報
▪️編集後記
昨日は歯医者で治療のあと、税理士業。その後、セミナー資料作成、Kindle執筆など。
「ひよこクラブ」を読み始めています。