「研修」がつまらない理由

どこの研修がとはいうわけではありませんが、仕事で受ける研修というのはだいたいつまらないものです。講師が聞いてもらいたい、と思ってないことが要因ではないかと思います。

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受講者に向けて話してない

独立前は、会社からの指示で研修を受けさせられることがありました。
仕事をしなくていいのでラッキーと思うときもあれば、仕事が立て込んでるのに勘弁してくれ、と思ったりしたものです。

こういうところで受講する研修というのは、往々にしてつまらないものです。

講師はだいたい、事前に準備した資料を見ながら話をしています。
手元の資料を見ながら話されると、講師はずっとうつむいて話していることになります。

手元の原稿を見ながら、棒読みで話している講師を見ると、「俺は読経を聴きに来たのか?」と思うことがあります。

講師が受講者に向けて、せめて顔だけでも受講者の方を向いてくれていれば聞く気にもなれるものですが、受講者に向いていないと、話が頭に入ってこないのではないかと思います。

「話したい・聞いてもらいたい」と思ってない

そもそも講師をする側も、そんなに話を聞いてもらいたいと思っていない可能性があります。

研修講師も、自分でやりたいと手を挙げてやっているわけではなかったりします。

何かの団体に所属していて持ち回りで研修講師をすることになったとか、講師をすると単位がつくので、その単位欲しさに講師をやっているとか、いろんな事情があるかもしれません。

受講する側も、会社からの指示で仕方なく参加していることはあるかもしれませんが、そういうものに私たちが付き合っているヒマはありません。

少なくとも自分がやっているセミナーでは、前を向いて、受講いただいている方の方を向いて話すことを心がけています。

セミナー情報

研修を「やること」が大事なのか、研修の「後」が大事なのか

よくある「研修」と、私がやっているセミナーでは、どっちが優れているとかそういうことではありません。
むしろ研修に登壇している講師の方が、私より華やかな経歴の人かもしれませんし、実務経験も豊富な人かもしれません。

スタンスの違いかなと思っています。

いわゆる「研修」は、研修をやること自体に意味があります。
研修を受けると単位がもらえるとか、出席するだけで出勤扱いになるとか、「研修をやること・研修に出席すること」が価値になるのが現実でしょう。

私が自分で実施するセミナーの目的は、セミナー後の「行動のきっかけづくり」と考えています。

もちろんセミナーの内容にもこだわっていますし、資料も事前に準備しますが、資料に情報を全部詰め込むということはしていません。
話す内容をまとめたスクリプトも作っていません。

ただ知識を伝えるだけの研修も大事かもしれませんが、知識以外のことにも、大事なことはあるものです。



▪️編集後記
昨日は税理士業のあと、午後にカイロプラクティックで整体。
風邪を引いてしばらく休んでいましたが、ランを再開しました。雨が降っていたのでジムのトレッドミルで3キロほど。

▪️娘日記
初めての離乳食でした。小さじ1杯でしたが、ゆっくりと食べていました。子どもはあっという間に成長していきます。

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