発信するときは、できるだけネットに頼らず、自分の考えを整理して発信するようにしています。正しい答えはネットやAIに聞けばすぐ出てきますが、答えよりもその人自身の考えに価値があると思うからです。
「あなたに合ったものを見つけましょう」
ランニング用のシューズの底がすり減ってきたので、そろそろ新調しようかと思い、ネットでランニングのシューズのおすすめを検索してみました。
すると、以下のような検索結果が出てきました。
おすすめランニングシューズ4選
初心者向けおすすめランニングシューズ12選
ランニングシューズのおすすめランキング25選
「25選」と言われても、結局何がおすすめなのかわかりません。「自分に合ったものを選びましょう」ということになるのかもしれませんが、「それがわからないからネットでおすすめを探しとるんだ」と思いたくなります。
多くの人にアクセスしてもらおうと思えば、いろんな情報を網羅的に掲載する必要がありますし、どれがいいのかは人それぞれ違うので、こういうサイトの構成になってしまうのかもしれません。
ですが、個人的にはこういうサイトの情報は参考になりません。それよりも、「初心者がランニングを始めるならこのシューズ1択!」と断言されているようなサイトの方が、参考になります。
「どのシューズがいいのか」という情報そのものよりも、「なぜそのシューズが良いと思ったのか」というその人なりの考えの方が興味がありますし、その考え方を真似した方がシューズ選びの参考になると思うからです。
「合ってるかどうか」よりも、「自分はどう思ってるのか」にこそ価値がある
「答え」そのものはネットかAIに聞けばすぐに出てくる時代に、「答え」自体の価値はなくなっていくかもしれません。
そんなことよりも、なぜその答えに至ったのか、どんな失敗をして、どんな経験をしてきたのか、そういった「その人にしかないもの」を発信した情報の方が普遍性があり、応用が利きます。
ランニングシューズは毎年新しいものが出てきますし、そうなると「おすすめのランニングシューズは何か」という問いに対する「答え」は毎年のように変わってしまいます。
それよりも、「初心者はまだ足ができてない。変にクッション性の高い靴を履くと足元がぐらついてかえってケガをするリスクが高いから、薄底のシューズが良い」というような考え方を教えてくれる方が、毎年モデルが変わってもシューズ選びの参考になります。
「おすすめは人それぞれの好みによる」としてしまった方が広く浅くみんなに見てもらえるかもしれませんが、それよりも、多少賛否が出ても、考え方を示したうえで、情報を絞って断言してしまった方が、むしろ信頼感は高まるように思います。
つたなくても、自分の考えを発信する
発信する際には、できるだけ自分の考えも発信できるようにしたいと思います。もちろん他のネットの記事に比べればつたない部分が多いと思いますが、つたなくても、自分の経験したことを自分の言葉で書いた方が、誰かには深く刺さるのではないかと思います。
とはいえ、ずっとつたない文章を書き続けるわけにもいかないので、少しずつ良い文章の書き方も勉強していきたいとは思います。