仕事でつらいことがあると、そのときは大変ですが、後で振り返ると笑い話にできることが多いです。過去のつらい思い出も、それを経験した自分だけの貴重な財産です。
過去のつらいことも、時間が経つと薄れていく
冒頭のスカイツリーの写真は、10年前の2013年に撮影したものです。2013年に地元の関西から東京に転職で引越してきて、その時の記念に撮影しました。
転職する前に就職していた関西の会社も、東京に引っ越してきてからも、大変なことがいっぱいで、当時は必死でしたが、10年経った今振り返ると、大変だった記憶は薄れていって、懐かしい思い出に変わっています。
- クライアントのオフィスに直行直帰したら上司から「なぜ会社に来ないんだ」とブチギレられて小一時間説教されたこと
- 週末に上司がいる草野球に行くのが嫌すぎてガチの雨乞いの儀式をネットで調べて前日にやったこと
- 出張先の地方のラーメン屋で特盛のラーメンを食べ過ぎて路上で全部吐いたこと
どれも当時は大変でしたが、今となっては笑い話で、逆にこういったエピソードがなければ当時の思い出を語ることはできないかもしれません。
それでもまだ大変だったことやつらい記憶は比較的鮮明に残っている方で、それ以外の楽しかったことや日常生活のことはほとんど覚えていません。
当時はとてもつらかったですが、そのつらいことを経験していなければ、過去のことで語れることなんてほとんどないかもしれません。
時間が解決するかはわかりませんが、時間が記憶を薄れさせてくれることはあると思います。
笑えなくなるほどヤバくなったら逃げる
とはいえ、もちろん全てのことが笑い話にできるわけではなく、なかには笑えないほどのトラウマに苦しんでいる人もいるでしょう。
わたし自信はトラウマになるほどの経験はありませんが、これ以上続けるとマジで危ないと思ったことはあります。
悲しくもないのに涙が出てくることもありました。
明確に区別できるものではありませんが、笑えないほどのつらいことがあったら逃げましょう。転職したり環境を変えたり。
体調を崩したり命にかかわるようなことにならないように、逃げることも生きていくうえで重要です(犯罪以外で)。
「黒歴史」であっても、その人だけの貴重な財産になる
逃げることで誰かを裏切ることになったり、誰かをがっかりさせることになるかもしれません。しかしそれもまた、その人特有のエピソードです。
例外はあるにせよ、多くのつらい経験は将来の「すべらない話」になります。
今思い出しても恥ずかしいような、「黒歴史」としたいような話はいろいろありますが、それも自分だけがもつ貴重な財産です。
「苦労を買ってでもしろ」とは思いませんが、何かに挑戦をして失敗しても、それはいつか笑い話にできます。ネタをつくるという意味でも、興味あることにはどんどんチャレンジしていった方が、順風満帆なだけの人生よりも彩り豊かになるのではないでしょうか。