仕事って「マラソン」というより、「ゴルフ」のようなものだと思う

2024年9月13日

仕事はマラソンのように、コツコツと積み上げていくことも必要です。でも、コツコツしても上手くいかないこともあるし、急に成果が出ることもあります。マラソンというより、ゴルフに近いと考えています。

「経営って、マラソンだと思う」

近畿税理士会のホームページのトップ画像に、「経営って、マラソンだと思う」とメッセージが出ていました。
税理士はマラソンをしている経営者に「伴走支援」する存在という例えをしています。

確かに仕事はマラソンに近いものといえるでしょう。

目の前の成果だけでなく、中長期的な成長・生き残ることが重要
途中で水分補給をしたり、インターバルを入れることも大事
コツコツと練習を重ね、レース本番でも少しずつ足を進めてゴールに向かっていく

そういう姿が、マラソンに重なる部分はあります。

ただ、フルマラソンと仕事が違うのは、「コツコツ練習したからといって成果が出ないことも割とある」ことではないでしょうか。
マラソンは、個人差はあれど、怪我をせず練習を継続的にしていけば少しずつ成果は出てきます。サブフォーとかサブスリーを狙うとなると簡単にはいきませんが、完走するだけであれば、時間をかけて練習すれば多くの人が達成できると思います。

でも、仕事は頑張って時間をかけてたくさん仕事をしても、成果が出るとは限りません。
お客様あるいは会社の上司の認識と相違していれば、どれだけ頑張っても評価されないこともあります。
かと思えば、そんなに時間をかけてないことでも、なぜか評判が良い結果になることもあります。

運だったり周りの環境だったりで、思わぬ当たりやハズレになることもあります。
そういう意味では、マラソンというより、ゴルフに近い感覚があります。

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マラソンというより、ゴルフに近い

10年ほど前に趣味でゴルフをやっていたことがあります。
といっても一番良かったときでスコアが100ぐらいなので上手くはありません。

スコア100近辺のゴルファーだとわかる人も多いと思いますが、同じようにスイングしているつもりでも、とてつもなく右に曲がって飛んでいったり、かと思えば会心の当たりでキレイにまっすぐ飛んでいくこともあります。
その日のコンディションだったりコースとの相性だったりで、パーに近いスコアを出せるときもあれば、ダブルパー超えになることもあります。

それも含めて実力とは言えばその通りなんですけど、些細な違いで結果が大きく変わるのが出るのがゴルフの難しさではないかと思います。

マラソンだったら、昨日5キロを30分で走ったら、翌日も怪我さえしてなければ5キロ30分ぐらいで走れるでしょう。フルほどの長距離じゃない限り、そんなに結果に大きな差は出ません。
大会に出るにしても、練習以上の成果が出ることはなく、アクシデントがない限りタイムの見通しはつきます。

このなんとも見通しの立たない思わぬ結果が出るのも、仕事とゴルフでは共通している気がします。
どれだけがんばっても全く評価されないこともあれば、大して頑張ってないのに評価されたりして、運の要素もあります。

もちろんそれだけじゃダメで、できるだけ再現性のある仕事のパフォーマンスを出す努力が必要なんですけど、そのためには、やはりある程度「課金する」ことが必要なんではないかと思います。
「課金して上手くなる」のも、ゴルフに似ている部分と思っています。

コツコツするのも大事だが、お金をかけることも必要

ゴルフをうまくなろうと思えば、打ちっぱなしで練習でしょう。でも、打ちっぱなしで練習するにも当然お金がかかります。
また、本当にうまくなろうと思ったら打ちっぱなしだけじゃダメで、実際にコースに回るのが一番でしょう。
でも、コースに回るのはさらにお金がかかるし、時間もかかります。
レッスンを付けたらもっとお金はかかるでしょう。

でも、裏を返すとゴルフはお金をかければある程度上手くなります。
私も最初は空振りばっかりでしたが、ゴルフ教室に通って打ちっぱなしで練習をして、ゴルフクラブも少し良いモノを買ったら、半年ぐらいで100近くになりました。

お金の面だけでなく、打ちっぱなしに行って週末は終日コースに行くぐらいの時間があることも大事です。
ゴルフはある程度のレベルまでは「時間とお金の課金ゲー」だなと思ったものです。

仕事も同じで、時間とお金をかけて自己投資すれば、ある程度のレベルまではパフォーマンスが上がるものです。