満腹感に満たされるより、少し空腹である方が仕事のパフォーマンスが上がるのは多くの人が経験していると思います。食事による満腹感だけでなく、仕事でも、少し余力を残すスキルを高めることが必要かと思います。
空腹であることのメリット
昼食で腹いっぱいご飯を食べると、午後は眠くなって仕事に集中できなくなるというのは、事務職で働く社会人の多くが経験すると思います。
年齢を重ねてくると、満腹になるまでご飯を食べると胃もたれするようにもなりました。
満腹になるまで食事をすると、その時は幸せな気持ちになりますが、その後の仕事などには良い影響を与えないことがあります。
最近は、朝ごはんはしっかり摂るようにしていますが、昼はそばやサンドイッチなどで軽く済まして、夕食もあまり食べ過ぎないようにしています。
仕事が忙しかった時は、昼食は抜いていることもありました。健康には良くないかもしれませんが、眠くなることもないですし、食べないことで最初は空腹感があっても、慣れてくると空腹感も収まってきます。
仕事のパフォーマンスを継続的に上げていくという点では、ある程度の空腹感は必要ではないかと思います。
「仕事の空腹感」も必要
食事を抑えることによる空腹感も重要ですが、「仕事をしすぎない」という点での「空腹感」も必要ではないかと思います。
- まだ少し仕事をする時間も体力もあるけど、早めに切り上げる
- 生活に必要な仕事は最小限にして、残りの時間を好きな仕事、スキルアップに充てる
- 今ある仕事だけで時間を埋めようとしない
仕事は、時間があればあるだけ増えていく傾向にあります。仕事で満腹になろうとして、退屈な仕事、望まない仕事、疲弊する仕事でいっぱいになると、お金はある程度増えますが、体力は奪われますし、スキルアップにつながるかもわかりません(量をこなして成長する側面も否定はできませんが)。
かといって、仕事を変えたり別のスキルを身に着けようと思っても、満腹感はあるので、モチベーションはなかなか保てません。
安易に満腹になろうとせず、少し空腹でいるぐらいの方が、新しい仕事やスキルを得るモチベーションは保ちやすいのではないかと思います。
「満腹にならない」というスキル
食事とは違い、仕事は気づけば腹いっぱいまで膨れ上がることが多いです。意識して満腹にならないようにするスキルが必要です。そのためには、
- みんなから好かれようとしすぎない
- 自分や家族のための時間を先取りする
- お金を管理する
といった訓練が必要ではないかと思います。
仕事で周りからの期待に応えることは必要なことですが、全員からの要望に応えようとすると、仕事は無制限に増えていきます。自分とお客様、上司などの特定の人に絞って期待に応えることで十分ではないかと思います。
とはいえ、仕事を減らしすぎて生活できなくなったら意味がないので、自分はどれぐらいのお金であれば生活が賄えるのか、家計簿や経理を習慣にして、お金の管理をしていくことは必要です。
生活に必要なお金さえ稼げていれば、それ以上の仕事は自分にとって必要なのか、改めて考えてみてもいいかと思います。
仕事はなくても困りますが、ありすぎても疲弊します。一方で、仕事で求められる内容も日進月歩で変わっていきます。バランスは難しいです。 今日から3連休ですが、休みの間のほんの5分だけでも、自分はどうしていきたいのかを考えることをしてみてもいいと思います(もちろん5分といわず、もっと時間をかけた方がいいですが)。