司法試験がパソコン受験に移行(CBT化)するらしいので、体験版を触ってみた

司法試験は、2026年から短答式・論文式試験両方ともパソコンによる受験(CBT:Computer Based Testing)方式に移行する予定のようです。体験版が公開されたので、少し触ってみました。手書きより絶対こっちのほうがいいですよね。

目次

司法試験はパソコンでの受験に以降

公認会計士試験も税理士試験もそうですが、司法試験も手書きで答案を書きます。

司法試験については、2026年からパソコンを使う方式に移行を進めているようです。

以下の画像は、法務省のホームページからの引用です。

司法試験及び司法試験予備試験のデジタル化について

体験版が公開されていて、誰でも使えるので、体験版を触ってみました。

↓のURLから体験版をダウンロードできます(Mac不可)。

https://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00238.html

短答式は↓のような感じで、クリックで回答を選ぶ方式。

論文式は↓のようなイメージで、左側に問題があり、右下に回答を入力していきます。

手書きのように間違ったら修正テープで消すということもしなくていいですし、回答を書く場所を間違えた、というミスもなくなります。

司法試験の論文式試験は、3日間で約4万文字の文章を書く必要があるようです。しかも、現状では手書きです。

プロのライターでも手書きでそんな短期間で4万文字も書くことはないでしょう。

そういう意味では、CBT化するのは必然かもしれません。

計算問題もある税理士試験・公認会計士試験は?

一方、税理士試験や公認会計士試験はどうか。

どちらもCBT化の予定はないようです。

さすがに司法試験のように4万文字も書かないので、移行するまでのコストの方がかかるということかもしれませんね。

とはいえ、司法試験ほどではなくても、かなりの分量の文字を書きます。

私は公認会計士試験しか受けたことはありませんが、手がめちゃくちゃ疲れます。

ボールペンのインクも、何十本・何百本と入れ替えました。

まあそういった勉強の跡が残るのは良い思い出ですが、手書きで書くことが試験の趣旨でもないですし、パソコンで試験を受けられるようになってもいいのではないかとも思います。

簿記検定では、3級と2級はCBT化しているようです。

なので、できないことはないのでしょう。

いずれは手書きの試験は減っていく(はず)

公認会計士試験の受験テクニックとして、「字をていねいに書く」というのがありました。

上手な字でなくてもいいけど、なぐり書きのように雑に回答を書いてはいけないということです。

試験には時間制限があるので、どうしても焦ってくると字が汚くなりがちです。

でも、採点する人も人間なので、雑に書かれた文字だと読む気をなくすでしょう。だから、焦っていてもできるだけていねいに字を書くということを意識していました。

実際、司法試験でも、手書きによる弊害の一つとして、答案の「判読困難」があるようです。

パソコンで受験できるようになったら、もうそういうテクニックは不要ですね。

ただ、パソコンでの文字入力は手書き以上にスピードに差が出るでしょうから、パソコンが得意な人とそうでない人とで試験結果にも差が出るでしょう。

タッチタイピングも、試験対策になりそうです。

実際に仕事を始めれば、税理士も弁護士も会計士もパソコンをずっと使うことになります。

時代の流れとして、いずれは手書きの試験は減っていくでしょう。



▪️編集後記
昨日は精華町周辺をバイク練習。大通りは信号が多いのですが、大通りから外れた道は信号が少なく、坂道も多いので練習になります。

▪️娘日記(0歳)
使用済みのオムツが入っているゴミ箱に興味があるようで、少し目を話すと使用済みオムツに向かっていき、触ろうとします。
自分のうんちですし、何か通じるものがあるのでしょうか・・・?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次