独立当初や長期の休業をしていると、給料のような定期的な収入がなくなり、お金を使うことに不安を覚えます。お金が減っていく(増えない)ことの不安と向き合うための心構えについて書きます。
お金が減る不安と向き合うための心構え
生活レベルを不必要に上げない
特に住宅、車などの高額の固定費がかかるものはできるだけ負担を軽くしたいです。
これらの出費は何もしてなくてもお金が減っていきます。贅沢してる気がなくてもお金が減っていくため、不安な気持ちも高まってきます。
過剰に切り詰める必要はないですが、独立したり長期の休みに入って定期的な収入の見込みがあまりない場合、一度家計を見直して、無駄な出費がないか、改めて点検してみましょう。
お金を使うことを楽しむ
「休んでるのに遊びにお金を使っていいのか・・・?」、「独立したばかりなのに贅沢ではないか・・・?」など、お金を使うことに罪悪感を持ってしまうと、不安な気持ちも強くなります。
「罪悪感を持つな」というのも難しい話ですが、せっかくお金を使うのであれば、罪悪感を持たずに満喫しましょう。
遊んで終わりではなく、アウトプットする
遊びに使ったり欲しいものを買ったりして楽しむだけでもいいですが、それをブログなどの形で発信するのも良いと思います。
仕事と直接関わらないかもしれませんが、遊んだことや買ったものから新しい発見があったら、それだけでもうけものです。そういった新しい発見を発信、あるいは日記などにアウトプットすることで、記憶に定着し、仕事にも生きる可能性があります。
仕事には生きなくても、「なぜ楽しいと思えるのか」を日記とかを通じて書くことで、自分の価値観がわかり、遊びの「精度」も高まります。そうなると、無駄な遊び(本当は楽しいと思ってない遊び)はしなくなり、無駄な出費も減らせるのではないかと思います。
安易にお金になる仕事に飛びつかない
お金が減ってくると、仮に仕事に復帰するときでも、早く減った分を取り返そうとすぐにお金になりそうな仕事に飛びついてしまいがちです。
- 時間が拘束される外注の仕事
- 薄利多売で数をこなす仕事(一人では限界がある)
- 興味がわかない仕事
生きていくにはお金が必要なので、こういった仕事もある程度はしないといけないですが、時間のほとんどをこういう仕事に費やされてしまうと心身は疲弊します。若い時は頑張れても、年齢を重ねるとできなくなってきます。
休職から復帰してもこれだとすぐにまた休むことになるかもしれないですし、独立しててもあまり「自由」とは言い難い状況です。
サラリーマンで安定した給料がある魅力はとても大きいです。安定した収入があるからこそ、贅沢もできます。でもその安定収入がないと、贅沢もしづらくなります。
何とかして安定収入を作ろうと思い、上で書いたような仕事に飛びついてしまいがちですが、グッとこらえる必要があります。
日々、「自分の軸」を確かめる
仕事は安定せず、それでいてお金は使うということの不安感は思った以上に強力です。かといってその不安から解放されるために望まない仕事をし続けるといつか疲弊していきます。バランスのとり方は日々考えながら鍛錬していくしかありません。
何を自分が求めているのか、時間が欲しいのかお金が欲しいのか、毎日「自分の軸」を確認し、改めながら仕事とお金のバランスを考えた方がいいです。
私の場合、何度も書いてますが、毎日ノートを書いたり過去のノートを眺めながら、自分の軸を確認し続けています。
自分を客観視するために、ノートに自分の素直な気持ちを書き留める
試験勉強に合格するには「復習」が大事ですが、私にとってはノートを書く・眺めることが「復習」です。どこかでミスをしていないか、なぜミスをしたのかを振り返る習慣をつけることで、仕事やお金に振り回されないで生きる軸ができると思います。
年が明けると新年の抱負を作ることもあると思いますが、正月に抱負や目標を立てて終わりではなく、特別ではない普通の日々に、コツコツと習慣を積み重ねていきたいです。