自分を客観視するために、ノートに自分の素直な気持ちを書き留める

自分の将来やキャリアを考えるとき、自分を客観視することが必要ですが、意外にそれが難しい。そういうとき、普段からノートに自分の気持ちを書いておくと、冷静に自分を振り返ることができます。

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自分が当事者の中にいると、冷静な判断ができないことがある

仕事や普段の生活で辛いことがあるとき、その渦中にいるときは一生懸命になっていて周りが見えていないのが、いざその状況から抜け出てみると、「なんであんなに一生懸命になってたんだろう」と冷静になることがあります。

私の場合、仕事で精神的に追い込まれて、体調を崩しがちになっていてもそのまま仕事を頑張り続けていましたが、ある時ふと病院に行って休職を進められ、仕事を休むことになりました。

休んでみると、「なぜもっと早く休まなかったのか」と後悔する気持ちになりました。少し冷静になって当時の状況を振り返ってみると、体調に異変を起こしてまで働く必要なんてないはずなのに、それができませんでした。

自分が当事者になっていると、案外冷静な判断ができず、気付いたときには手遅れになってしまうこともあるのではないかと思います。

自分を客観視するために、ノートに自分の気持ちを書き留める

将来のことや、仕事をどうするかといった重要なことを考えるときは、その時の気分ではなくできるだけ冷静に判断したいところですが、そのためには、自分が今置かれている状況や、どういう感情になっているのかを客観的に把握することが必要です。

そのために、私はノートにその日の自分の感情を記録するようにしています。

毎日感じたことをノートに書く。ノートの使い分け

今日はどんな仕事をしたのか。何かに苛立ったりしたときは、なぜそういう感情になってしまったのか。どんな人と会って、どういう気持ちになったのか。

このような内容を、ほぼ毎日手書きでノートに残しています。

日記のようにその日にあったことも書きつつ、その時の自分の感情もできるだけ書き留めるようにしています。

自分の軸をつくるために、自分の価値観を見つけ出す

自分の感情を掘り下げていくと、自分の本当の価値観のようなものが見えてきます。

「好きなことを仕事にしよう」というコピーがひと昔前に流行りましたが、自分が本当に何が好きなのかは意外にわからないものです。

あるいは苛立ちや怒りといった感情も、記録に残しておかないと意外と忘れてしまいます。その結果、また同じ状況で同じ苛立ちを持ってしまったりします。

苛立ちを感じてしまったときの対処法をあらかじめ考えておいたり、そもそもそういう状況から距離を置くといった対応をとれるようにするために、できるだけその時の自分の感情とその要因を記録に残して自分を客観視し、同じような状況にならないようにすることで、自分の軸も定まっていくのではないかと思います。

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