私は奈良に拠点がありますが、東京などの都市部の仕事もしています。業種にもよるとは思いますが、東京でしか仕事がないからといって東京近郊に住む必要性も減ってきています。
地方に拠点があることのメリット・デメリット
地方に拠点があるメリットとしては、
・住宅コストが安い
・人が少ない
・いろんなものが広い(イオンやホームセンターがデカい)
・実家に近ければ、すぐに駆けつけられる
といったメリットがあります。
一方、デメリットとしては、
・仕事が少ない
・最新のモノがすぐに手に入らないことがある
・車がないと移動コストが高い(大阪に出るだけで往復2,000円以上かかることも)
特に、仕事が少ないのは大きいデメリットでしょう。
地方に住みたいと思っている人はいても、仕事がないのでやむなく大阪や東京に拠点を移し、そこで結婚・子育てをしていると結局住み着いてしまう、というのが「東京一極集中」の要因でしょう。
地方で仕事があればそれが一番ですが、現実はヒトもカネも都会に集まっているので、仕事も都会に偏っています。
ですが、今はリモートが普及し、地方に住んでいても工夫次第では都会の仕事を進めることができます。
※余談ですが、奈良市だと大阪の中心部や京都市内は電車1本で行けるので、通勤圏内です。なので、私の場合は大阪や京都での仕事はリモートではなく、リアルにお会いできる範囲です。東京圏や九州などが「リモート」という感覚です。
地方に住んでいても、東京・大阪の仕事をするための工夫
地方に住んでいても都会の仕事をリモートでやるには、当然ITツール(Zoom、Googleなど)を活用することだったり、ネットで発信(ブログなど)することだったりしますが、もっと大事なのは、「顔が見えていること」ではないかと思います。
リアルで会ったことがあればいいですし、ZoomのようなWeb上でもいいですが、顔がわかっている方が、仕事をするうえでは安心感があります。
私は10年間東京に拠点があったので、東京に知っている人がいるということもあり、そこから東京圏での仕事につながっている部分があります。
直接会ったことがなくても、Web会議などで顔を見たことがある場合は、それがリモートでの仕事につながることがあります。
ITを活用することも必要ですし、ブログなどで発信することも手段としては大事ですけど、顔を知っているという安心感を持ってもらうことも、根本の部分で大事ではないかと思います。
リモートだけでなく、リアルに会うこともおすすめ
地方に住んではいますが、今でも東京圏には行くことがあります。
出張という目的もありますが、ちょっとでも直接顔を合わせる機会を持ちたいという意図もあります。
仕事ではスキルとかコミュニケーションも大事ですけど、信頼関係も大事です。信頼がないと、「サボらないように細かく進捗確認する」とか「自分でやった方が早い」みたいになり、お互い疲弊します。
顔を売って飲み会に行って懇親を深める、というところまでする必要はありません。
1時間でも30分でも、相手に会いに行くということをするだけでも、信頼関係は構築できると思っています。
日々の仕事はSlackやZoomを活用してリモートで行いつつ、たまには直接顔を合わせる、というのが、地方で生きていくうえでの手段の一つではないかと思います。
▪️編集後記
昨日はオフ。カーシェアで富雄のイオンにある「バースデイ」で出産準備のものを買い揃えました。秋に出産予定です。
「保活」とか助成金とか勉強の情報って、意外にたくさんあるんだな、ということを最近実感しています。子育て支援はけっこういろいろあるんですね。
でも、交流会などで自分と同じぐらいのプレママ・プレパパに会うと、「そんな支援があるなんて知らなかった」というようなことをよく聞きます。情報があっても、それが届いていないんですよね。
「情報がない」のではなく、むしろ逆で「情報が乱立していてわからない」というのが実態ではないかと思います。ネットで子育支援について検索したら、自治体のホームページだったりSNSだったり、情報があふれるぐらいでてきます。
フルタイムで働いていて、そんなあふれるほどの情報は処理しきれない気もします。
やっぱり仕事だけで時間を埋めず、こういった情報を整理する時間も必要だと痛感しています。家族が平和であることが、結果的に仕事にも良い影響が出るでしょうし。