地方での住まいは賃貸か購入か。ずっと住むなら購入がいい

奈良に移住しました。住み慣れた地方ですが、住居は賃貸にしています。賃貸の身軽さは手放せません。

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引っ越すつもりなら賃貸。住み続けるなら購入

奈良は私の故郷なので、しばらくは住み続けることになるでしょう。でも、何があるかわかりません。

また東京に住みたいと思うかもしれませんし、別の地方への移住を考えるかもしれません。

またどこかに移動することを考えると、賃貸の方が身軽です。賃貸の最大の魅力は、「移動のしやすさ」ではないかと思います。

住み替えたいと思えば、管理会社に連絡すれば退去はすぐにできます。購入した場合、売却先を探して、契約して、決済といった手間が多くかかります。

もし今の住居に定住するつもりがなくて、どこかに引っ越すかもしれない場合には、賃貸しかないと思います。

ただし、コストという面では、購入の方が安く済むかもしれません。賃貸の場合は、大家さんの利益が乗っていることが多いので、同じ費用なら購入の方が良いところに住める可能性があります。

もう引っ越す予定はない、今の家に生涯住み続けるつもりなのであれば、購入の方がいいでしょう。

奈良で賃貸を選んだ理由

私の場合、奈良には実家があるので、自分たちも奈良に家を買うということはあまり選択肢に上がりませんでした。

日本全体で空き家が問題になる中、自分たちも家を買って、実家が空き家になってしまうかもしれないのはあまり良い気がしません。

当面は賃貸にして、家族とか仕事の状況を見て、臨機応変に動きたいと思っています。

そのような状況で、家を買うのはマズいなと考えました。

もちろん、人気のエリアであれば、購入してから不動産の価格が上がり、上がったタイミングで売れれば実質タダで住むことができます。

家を買うことを「投資」の視点で考えると、購入することも選択肢に上がります。

でも、売ることを考えてエリアを決めるのも、「面倒」でした。住み慣れた場所で生活したいと思うと、やはり今の段階では賃貸で好きなエリアに住むのがいいと考えました。

どっちがいいかなんて、「正解」はない。

「家を買うか借りるか」は、大昔から議論が続く問題です。

家を買うことを「投資」の視点で考えると、「住宅という一つの銘柄に資産を集中させる」ということでもあります。「卵を一つのカゴに盛るな」という投資の原則から考えると、これはかなりリスキーな行為です。

一方、不動産は株式のように価値がゼロになるということは基本的にありませんし、価格の変動も株式や暗号資産ほど激しいものではありません。

また、すでに書いたように、住宅費用の総コストも、購入の方が安く済む可能性が高いです(あくまで可能性ですが)。

賃貸の方が身軽ではありますが、購入した方が得することもあります。しかし、購入して損することもあります。正解はありません。

どっちのメリットを選ぶか、選びたいかによります。

マイホームを持つことが夢
理想の家を自分で作りたい
終の棲家を見つけたい

そういったことを重視するのであれば、購入を選んだ方がいいでしょう。

環境の変化によっては引っ越すかもしれない
今は仕事を頑張りたいので、職場の近くに住みたい
将来親の家を相続する予定

こういった事情があれば、賃貸を選ぶ方がいいと思います。

メリットやデメリットといった合理的な考えは、所詮は後付けで考えることだったりします。

あまり深く悩むことなく、家が買いたければ買う、賃貸でもよければ賃貸に住む、という感じで決めていけばいいと思います。

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