月次決算・週次決算・日次決算の方法(freee、Excel、Googleスプレッドシート)

年に1回の決算や月次決算だけでなく、週次決算、日次決算もおすすめです。毎日数字を眺めることで感度が上がります。

目次

月次決算は、会計ソフト(freee、MFクラウドなど)

月次決算をやっている会社は多いでしょう。
月初に請求書を発行したら会計ソフトで売上を立てて、逆に請求書を受け取ったら会計ソフトで費用を立てます。
給与の支払いがあればその内容も会計ソフトに反映させます。

そうやって集計した結果、今月の売上・費用と利益を確認し、実績と将来の見通しを立てます。

銀行から融資を受けていたり、ベンチャーキャピタルなどから出資を受けている場合は月に1回業績報告を求められることもあるでしょう。
そのときのためにも、月次決算は必須になります。

月次決算で集計したBSやPLといった決算書と帳簿類は、会計ソフトに保存しておく必要があります。
Excelでも月次決算はできますが、最終的に年度決算のときに会計ソフトに総勘定元帳などの帳簿類は保存しておく必要がある(法律で決まってる)ので、月に1回のタイミングで会計ソフトに入れておくほうがいいです。

しかし、経理を経営に活かしていくのであれば、月次決算だけでなく、週次決算・日次決算も目指してみましょう。
数字を見る頻度を上げることで、数字への感度が高まります。

週次決算はExcel、日次決算はGoogleスプレッドシート

毎日会計ソフトに入力してもいいですが、私は日々の経理はGoogleスプレッドシートで入力し、週に1回Excelに取り込む、という進め方をしています。

まず、日次決算では、Googleスプレッドシートを使います。
Googleスプレッドシートはブラウザで動くのでOS(Windows or Mac)や端末を問わずに起動も早いのがメリットです。
毎日の経理では、前日に発生した取引(経費の支払いや請求書の発行など)を記録しておきます。

↑のようなスプレッドシートに、毎日取引を入力しておきます。
L列、M列で、現金や預金の残高を集計する列を入れています。手元にある現金や、通帳の預金(ネットバンクで確認)と残高が一致しているかを毎日確認しています。

預金は通帳に入出金の記録が残りますが、現金は残高が合わないと原因を特定するのが難しいので、毎日チェックするようにしています。
(多少ズレてても問題ないですが、ここは趣味の問題です)

日次の決算で確認するのは残高ぐらいです。あとは適宜、今月の売上金額をフィルターをかけてチェックする程度です。

そして、週に1回、このGoogleスプレッドシートで作成した取引をExcelに取り込みます。

ピボットテーブルやフィルター機能はGoogleスプレッドシートも使えますが、Excelの方がショートカットも充実していて使いやすいので、資金繰り表などの集計はExcelを使っています。

Excelでは、収入・支出の金額、証券口座に預けている投資の残高などを集計して確認しています。

今月はどれぐらいの収支になるかを毎週確認するようにしています。

まずは月次決算から

週次決算、日次決算というようにさらに頻度を上げて数字を見ていくことで、不明な残高不一致がないかを確認できたり、今月の収支の見通しを立てることができるといったメリットがあります。

ただ、いきなり細かくやろうとしても挫折してしまうと元も子もないので、最初は会計ソフトを使って、月に1回ぐらいの頻度で経理をすることがおすすめです。

いずれにしても、年に1回の決算や確定申告のためだけに経理をするのではなく、経営に役立てるという目的を意識すると、経理は進めやすくなります。



▪️編集後記
昨日は税理士業(源泉納付など)と会計士業の作業を自宅で。午後は歯医者で治療の続き。
「逃げ上手の若君」と「推しの子」第2期をAmazonプライムで視聴しました。どっちも面白いです。

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