うつや適応障害にならないための具体的対応策。今に集中する

うつや適応障害など、心に不調を抱えている人は多いと思います。心を病むときというのは、「今」ではない「過去」か「未来」のことばかり考えてしまうからのようです。

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「過去」か「未来」にとらわれている

仕事に集中できない。やらないといけないことが目の前に迫っているのに取り掛かることができない。ぼーっとする時間が多くなる。仕事だけでなく、プライベートでも気力が減っていく。そういったうつ状態になっている人は多いと思います。

私もそうでした。

毎日がつらくて、何のために仕事をしているのか、生活のために仕事をしているはずなのに、仕事のせいで生活がままならなくなっているんじゃないか、わからなくなっていました。

なぜこんなに悩んでしまうのでしょうか?

人間の悩みは、全て「過去」か「未来」のことにあるようです。

「過去」に「あんなことしなければよかった」と後悔したり、「未来」の「来週の会議ちゃんと終わるだろうか」という不安にさいなまれたり、「今」ではない時間軸にあることで考えが行き詰まり、うつ状態になってしまうそうです。

「過去」も「未来」も今の自分にはどうすることもできず、また出口もないことに延々と悩み続けることに原因の一つがあるようです。

もちろんそれがうつや適応障害になる原因の全てではないかもしれませんが、私の場合は、あてはまる気がしています。

「過去」か「未来」にとらわれすぎて、飲み込まれてしまわないようにすることが、心を健康に保つ方法なのかもしれません。

「今」に集中するための具体的な対策(案)

「過去」や「未来」という、今の自分ではコントロールできないことで悩まないようにするには、「今」に集中するしかありません。今自分がやっていることに意識を集中させることで、否が応でも「過去」や「未来」のことで頭をいっぱいにしないようにします。

では、具体的に、どういうことをすればいいのか。私の場合、以下のようなことを行っています。

  • ランニングで体を疲れさせる(体に負荷をかける)
  • 利き手とは逆の手で箸を持つ(あえて不便になる)
  • 知らない道を散歩する、行ったことのない店に行ってみる
  • 夜更かししない(睡眠をしっかりとる)

いずれも、「過去」や「未来」ではない「今」に意識を集中させるために行っていることです。ランニングであれば、膝に違和感がないか、心拍数が高すぎないかを考えますし、利き手と逆の手を使うと、思った通りにならない手をちゃんと動かすことで目いっぱいになります。

軽いストレスにはなりますが、むしろそれがいいのではないかと思います。

テクノロジーはどんどん進化して便利になっていき、スマホやゲームも、直感的に操作ができて使い方に手間取るということは減ってきたように思います。その結果、今に意識を集中させるということが減ってきたのかもしれません。

だからこそ、運動をしたり利き手と逆の手を使ってあえて不便になってみたりすることで、むしろストレスが軽減されるのかもしれません。

「今」に集中するための方法というと、マインドフルネスや瞑想といった活動をイメージしがちですが、そういった精神的なことではなくても、身体的に少し変化を加えることで、「今」のことに意識が集中し、気持ちが少し楽になれるのではないかと思います。

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