大人はほとんど勉強していない。だからこそチャンスがある

仕事や家事で忙しい大人は、常に時間に追われています。そのせいもあるかもしれませんが、世の中のほとんどの大人は勉強していないようです。だからこそ、少しでも勉強をしている大人はそれだけで優位性があります。

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社会人の勉強時間は、1日で平均13分

少し古いデータですが、「令和3年社会生活基本調査」によれば、社会人の1日の過ごし方のうち、「学習・自己啓発・訓練(学業以外)」といった勉強に使っている時間は男女合わせて「平均13分」という結果となっているようです。

令和3年社会生活基本調査

前回調査の2016年からも増減がないため、コロナによって増減したということもないのでしょう。

少ないなと思いますが、他人事とも言い切れません。日中は仕事が忙しく、帰ってきたら食事して風呂に入ってちょっと動画を見てたりしたらあっという間に深夜になり、寝て起きたらまた仕事、ということを繰り返していたら、勉強する時間なんてほとんどありません。

ただでさえ忙しい中で、勉強は重要とは思いながらも緊急度は高くないため、どうしても後回しにしてしまいがちです。

とはいえ、将来のことを考えると、今持っているスキルと経験でこれからも通用するのかは不安も多い。勉強するべきかどうかといえば、「しないよりはしたほうがいい」のは間違いないでしょう。

時間がないのは当たり前。どうやって捻出するか

時間が限られている社会人が、どうやって勉強時間を捻出するか。「空いてる時間に勉強しよう」というのは無理でしょう。スマホで動画を見るのだって、貴重なくつろぎ時間ではあります。何もしなければ、勉強する時間がないのは当たり前というか、勉強する時間が入り込む余地はすでにないと思います。

そうなると、今やってることを削って捻出するしかない。「令和3年社会生活基本調査」によると、「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」は約2時間使っています。また、「通勤・通学」も30分ほどかかっています。こういった時間を少しずつ削っていく必要があるでしょう。

  • 会社から近いところに引っ越して通勤時間を半分にする
  • スマホのゲームアプリを削除し、ゲームをしないようにする
  • 新聞やニュースは見ない

こういったことをしていって、10分でも15分でも読書の時間に充てるとか、興味のあることをググって調べてみるということから始めていくのが良いでしょう。

「勉強=インプット」だけではない

「勉強」というと、本を読んだりセミナーを受けたりといったインプット作業のイメージが強いですが、アウトプットしていくことも知識の定着には大いに役立ちます。

本を読んだだけだと何となく理解できているだけで、いざ他人に説明しようと思うと自分の理解が足りていないことを痛感します。また、理解していても、他人にわかりやすく説明しようと思うと、うわべを理解しているだけではダメで、本質的な部分で理解ができていないとわかりやすい説明はなかなかできません。

仕事でアウトプットの場があれば良いですが、なくてもブログやYouTubeで発信の場は自分で作れるので、そういった場を作ってアウトプットをしてもいいかもしれません。

勉強していない大人が多いのはチャンスである

勉強する時間がなかなか取れないのはほとんどの人が同じ状況でしょう。でもだからこそ、勉強しているとそれが周りとの違いになります。勉強したからといってすぐに昇進もしないし給料も増えないでしょうし、逆に勉強しなかったからといってすぐに仕事がなくなることもないでしょう。でも、長い目で大きな差になってくると思います。

少しずつ時間を断捨離し、まとまった勉強時間を作って、周りとの違いを作っていきたいです。

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