髪を染める、あるいは関心を持つと行動が変わることについて

大学生のとき以来、髪を染めてみました。独立前には、髪を染めるとか考えたこともありませんでした。

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髪型だって自由

そんなに明るくしたわけではないですけど、少し濃い茶色にしてみました。(光の加減で茶色く見えるぐらい)
白髪染めを兼ねたのもありますが、奈良に引っ越し、仕事も変わり、見た目の気分も変えてみようという感じです。

監査法人で働いていたときは、男性で髪を染めている人はほとんどいませんでした。
別に染めたらダメという決まりは(多分)なくて、女性は茶色く染めている人はいましたけど、男性の髪型は「黒」か「白」か「無」の3択だった記憶があります。

独立してからは、髪型は基本的に自由です。
もちろんそれで不快に思う人も出てくるかもしれませんが、そのリスクも承知の上であれば、誰からも咎められることはありません。

頭皮は痛むかもしれません。でも、もうそんなことはいいんです。どうせ薄くなっていくなら、今を楽しもうじゃないかと。そういう心境まで悟っていますから。

興味のアンテナが広がる

独立前は、髪を染めるなんてことは考えもしませんでした。そんなことを考える余裕がなかったともいえます。

日々の仕事のことで平日の日中は頭がいっぱいですし、さらに余裕がなくなると仕事のことすら考えられなくなります。
毎日を無事に過ごすことだけで精一杯という感じでした。

ですが、仕事を変えて、時間ができるようになると、徐々に興味のアンテナが広がっていきます。その一つの表れとして、髪の色を変えてみるということにもつながったのだと思います。

自分の容姿に対する興味や関心だけではありません。

経営戦略の教科書に必ず出てくるマイケル・ポーターの競争戦略論は、外部環境を分析し、自社の競争優位の源泉は何かを分析し、自社が取るべき市場内のポジション(差別化とかコストリーダーシップとか)を見つける戦略論です。

外部環境を分析する具体的な方法には、5フォースとか3Cとかいろいろありますけど、そういったツールやテクニックの前に、まずはあらゆることに「関心を持つこと」が大事だと思います。
ツールを覚えても、そもそも自分が仕事や市場のことに興味がなければ、情報は入ってこないし、入ってきても脳は認識しません。

自分の仕事のこと、仕事以外のことで関心を広げるには、やっぱり「時間を持つ」ことが必要です。
日々の仕事に忙しいと、そんなこと考えている余裕はありません。せいぜいサクッと楽しめるSNSとか動画を見るぐらいで終わってしまいます。

仕事のこと、仕事以外のこと(髪を染めるとか)でも、関心を持つために、まずは時間の余白をつくる(第2象限の時間をつくる)ことが必要です。

興味や関心を持たなくなると、おじさんになる

新しいことへのチャレンジに億劫になったり、新しいことを拒絶すると、「老害」とか「おじさん(おばさん)」と言われかねません。

でも、新しいことをしないから「おじさん」になるわけではなく、「興味や関心がなくなっていくこと」でおじさんになっていくものです。
別に何でもかんでも新しいものが出たらチャレンジしたり手を出したりする必要はありません。車は興味ないから電気自動車とか自動運転とかどうでもいいし、会計ソフトへの興味も薄いのでゴリゴリに使いこなす気もなく、それなりに使えればいいかなと思っています。

新しかろうがなんだろうが、興味があったら手を出してしまうものです。問題は、その「興味」自体を持たなくなってしまうことです。

「新しいことにチャレンジする」だけでなく、興味や関心を持つことをサボらないように歳を重ねたいものです。



▪️編集後記
昨日は午前中に「良習慣塾」のセミナー受講。その後、奈良市にある霊山寺へ。バラが見頃の季節で、見事でした。
その後、母の日ということで家族と実家に行き、ちょっとした贈り物を。
新しいブラウザの「Arc」を試行中です。ずっとChromeユーザーですが、「Arc」のタブの使い方は新しいですね。(でもなぜかYouTubeにはアクセスできず、まだ慣れない)

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