「仕事で受け身になるな」の本当の意味

若手の時は、「仕事に受け身になるな」とよく言われました。もっとバリバリ働いて、成長を目指すという趣旨かと思っていましたが、最近はそれだけではないと感じるようになりました。

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主導権を持たないと、仕事はどんどん増えていく

  • 上司から指示が来るまで動かない
  • 課題があっても、「自分には関係ない」と思い、関与を避ける
  • 資料の提出は期限ギリギリまで粘る

こういった受け身の姿勢でいることは、一般的に、楽をしている印象があります。自分から仕事を取りに行って自分で仕事を増やすようなことをするより、極力関与しようとせず、連絡が来た時だけ動くようにした方が、省エネで動いている感じがします。

しかし、実際、仕事で受け身の姿勢でいると、どういう状態になるのか。

仕事がどんどん増えていって、パンクする可能性が高くなります。

受け身でいるということは、他人に仕事の主導権を握られているということです。

他人に主導権を握られていると、自由が利かなくなります。

  • 仕事の期限を自分で決められなくなり、仕事に振り回される
  • 自分がやらなくていい仕事も自分のところに降ってくる
  • 早く帰りたいと思っても、残業しなければならなくなる

受け身にならずにいるということは、自身の成長のためだけでなく、自分の身を守るためにも必要なことです。

自分でコントロールできることが増えると、仕事がしやすくなる

逆に言うと、主導権を握り、自分でコントロールできるようになると、仕事は進めやすくなります。

どんな仕事がこれから出てきそうで、いつまでにやる必要があるのか。上司からではなく自分から考えて動くようにすれば、仕事の見通しも立てやすくなりますし、ひいてはプライベートの予定もコントロールしやすくなります。上司からも喜ばれるでしょう。

ただ、簡単ではありません。

短期的に見れば、受け身でいた方が楽です。自分から仕事を取りに行って仕事を増やすような真似をするより、何か言われるまで仕事をしないでいた方が楽な感じがします。

でも、長い目で見ると、主体的に仕事に関わった方が、自分でコントロールできる範囲が広がり、仕事が進めやすくなります。

どうやって主導権を握るか

自分で主導権を持つのに、最も大事なのは、心身を健全に保つことだと思います。

メンタルがやられてると、受け身になってしまいます。そして、自分でコントロールできることが減っていき、さらにメンタルを傷つけます。

私はそうでした。

ストレスで気持ちが滅入っていくと、仕事に主体的に関わろうという気持ちが減っていき、受け身な姿勢になってしまいます。

そうなってしまうと、目の前の仕事をこなすことだけで精一杯になり、見通しを立てることすらしんどくなります。

まずは気力と体力をつけて、目の前の仕事ではなく将来起こりうる仕事についても考えられる余白を持ち、実際に行動する。

仕事術などのテクニックも書店に行けばたくさんありますが、まずは健康を維持することが、仕事で主導権を握る一歩になります。

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