桜の写真を撮るときに、桜だけを撮るよりも周りの風景も合わせて撮った方がキレイに見えます。部分だけでなく、全体を見て考えることは重要です。
桜の写真と風景
今年は奈良のいろんなところで桜を見てきました。
大和郡山市の郡山城
佐保川沿い
御嶽神社
奈良の桜は、吉野の千本桜が有名ですけど、吉野以外にも、桜の名所はたくさんあります。今回私が行ったところは穴場でした(休日の午後に行くと混みます。できれば平日の午前中がおすすめ)。
後から写真を見返して、素人なりに気に入った写真とイマイチな写真を比較してみると、桜だけを写している写真はイマイチだなと感じます。
逆に、桜以外の風景もフレームに収めたものは気に入っています。
写真を撮るとき、どうしてもメインで写したい対象物だけに目が行って、それだけを写真に収めようとしてしまいます。
でも、花がキレイなのは花自体がキレイなだけでなく、周りの草花とか空とか地面とか、そういう風景との対比で美しく見えるものです。
全体(景色)があるから、部分(桜)も美しく写るのだと思います。
首が痛いときに、首だけをマッサージするか?
全く話が変わりますが、一時期頭痛に悩まされているときがありました。特に首まわりが痛く、仕事に支障が出るときは頭痛薬を飲んでしのいでいました。
マッサージに行って首を揉んでもらっても、一時的にマシにはなっても根本的には改善しません。
結局首の問題ではなく、腰に負担がかかっていることがわかりました。骨盤の歪みが、首や頭に来ていたようです。
首という部分だけを見て何とかしようとしても、腰に問題があるのであれば根本的な解決にはなりません。
これも部分(首)だけでなく、全体(腰や骨盤)を見る必要のあることだったと思います。
目に見える現象ではなく、その背景が重要
桜の写真や首の治療に限らず、目に見える現象だけを見るのではなく、その背景や全体を考えたいものです。
全体があるから、部分が見えてくるものです。
仕事をするうえでも、目に見えているものが課題ではなく、目に見えないところに本質的に解決すべき問題があったりするのではないでしょうか。
まあそれがわかっていても、時間や余力がなくて解決できなかったりするんですけどね。モノの考え方はズレないようにしたいところです。