お客様と打ち合わせをするときは、決算の数字などを示した資料を使うことがあります。これはお客様ごとに内容を変えています。テンプレートのようなものは使っていません。
お客様ごとに必要な情報は違う
お客様の業種や状況によって、気になっている情報は違うものです。
- 売上や利益などのPL情報
- 預金や借入金などの財務情報
- 将来の税金の見込額
- 経費の細かい内訳
- 予算と実績との比較
- 数字の羅列ではなく、業績の概要を文章で示したもの
資料の形式も、Excelで見たい人もいれば、Wordの文章で見たい人、PowerPointでグラフなどの形で見たい人もいます。
多少共通している部分はあるものの、お客様ごとに強調する場所などは変えています。
お客様の置かれた状況によって情報のニーズが違うことは当然です。
もちろん全てのお客様で統一のフォーマットで資料を作ったほうが効率的です。
でも、そこはある程度手間をかけるべきところです。
どんな情報を提供することが多いか
お客様によって情報のニーズは異なるものの、概ね以下のような情報は共通して提示することが多いです。
- 月次の売上、利益の推移(月次)
- 資金繰り
- 月末時点の預金、借入金の残高
- 将来の決算見込み
- 将来の預金収支見込み(年度末時点の預金残高の見込み)
以上のような内容は、Excelで計算し、グラフで作成したりしています。
昔は印刷していたこともありましたが、オンラインで打ち合わせすることも多くなり、パソコンの画面を共有して見せるようにしています。
修正点がある場合に、画面で共有した方がその場で修正内容が反映されるので、お客様にとっても都合が良いです。
見るべきは「会社」ではなく、「人」である
税理士は会社の業績などの数字を見ているのですが、その会社を動かしているのは人なので、人を見てどんな情報を求めているのか、考えなければいけません。
そんなの当たり前のことかもしれません。
でも、「言うは易く行うは難し」で、「人」ではなく「お金」を見て動いている人も多いものです。
お客様の状況なんて税理士は何もわかってなくて、日々の作業はスタッフに丸投げ、年1回の税務申告のときだけお客様の会社に顔を出してくる税理士に、お客様の状況なんてわかるでしょうか?
私はそういうことができませんので、スタッフは雇わず、全て私が自分で担当しています。
その分、たくさんのお客様と一度に関わることはできませんが、数を抑えているからこそ、ご依頼いただいているお客様に応じた情報を提供しています。
▪️編集後記
昨日は税理士業とセミナー準備。
会計士業で資料の作成など。
▪️娘日記
鼻が詰まったりしていたので自宅にずっといましたが、昨日は久しぶりに外出しました。
外では泣くこともなく、おとなしいです。