サラリーマンで給料が安定しているというのは、すごくありがたいこと

サラリーマンを長く続けていると、多かれ少なかれ「自由がない」「上司や部下の顔色をうかがうのがしんどい」と考えると思います。人によってはそんな生活に嫌気が差し、独立や起業を目指す人もいるかもしれません。しかし、毎月安定して給料が入ってくるというのは、すごくありがたいことだとも思ったりします。

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サラリーマンであることのメリットは多い

サラリーマンとしての最大のメリットは、安定して給料がもらえるというところでしょう。

何の実績もない新卒でも、初任給で20万円ほどはもらえます。

営業職などインセンティブで働いている人もいますが、どれだけ結果が出せなかったとしても、給料がゼロになることはないでしょう。

収入面だけでなく、キャリア形成という点でも、会社のブランドを使っていろんな経験ができます。

私は昔監査法人で働いていましたが、監査の手続きのために、上場企業の取締役会議事録をたくさん見てきました。

監査法人にいなければ、20代のペーペーが見られる代物ではないでしょう。

サラリーマンを長くやっていると、それでも平日の週5日の一番活動的な時間帯をすべて仕事にとられることに嫌気が差し、自由なフリーランスや起業に憧れを持ってしまいがちです。

ですが、当然ながら独立すれば、仕事がなければ収入はゼロです。経費がかかってむしろマイナスになることもありえます。

病気になっても有給はありません。

今は仕事があっても、半年後は仕事がないかもしれない。

私も個人事務所を開業していますが、独立当初は、そういったサラリーマン時代には感じないような不安を感じるようになりました。

独立してから、サラリーマンが当たり前のように享受している毎月安定して給料が入ってくることのありがたさを感じたものです。

転職・独立も考えてみる

とはいえ、独立したことを後悔したことはありません。確かに給料が安定している、大きな組織にいるからこその経験ができることは大きなメリットですが、それ以上に組織内の人間関係や自由のなさが自分には合わなかったからです。

独立をしたことで、サラリーマン時代のありがたさを痛感したと同時に、サラリーマン特有の辛さからの解放感も痛感しました。

そういう経験ができたのは、独立を経験したからだと思います。

一つの環境にとどまっていると、ついつい今の環境に対して愚痴が出てしまいがちで、隣の芝が青く見えてしまいます。

リスクはあるかもしれませんが、サラリーマンであることのメリット・デメリットを両方肌で感じるという意味で、転職や独立に向けて動くのも良いかもしれません。

どの道を進むにしても、違和感には敏感になるべき

サラリーマンであっても独立するとしても、それが自分に合うかどうかは人それぞれで、自分はどちらが向いているのかは、なかなか一つの環境にいるとわかりにくいと思います。

ですが、もし今の環境に居続けることが精神的につらいというのであれば、その環境が自分に合っていない証拠かもしれません。

「朝起きて仕事を憂うつに感じる」その程度のことであれば誰にだってあるでしょうし、どんな仕事でも憂うつになるときはあります。

でも、憂うつにすら感じなくなる、集中もできず、ただ時間が過ぎていくのを待っているみたいな状況になってきたら、その人にとっても会社にとっても良い状況ではありません。 そういった今の環境に対する違和感を見逃さず、改めて自分の環境を見直すことを考えることは必要だと思います。

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