サラリーマンのときは、採用面接が大変でした。
面接はするのもされるのも苦手
サラリーマンをしていたとき、時々自分の部下になってもらう人の面接をしていました。
そんなに多くの人を面接していたわけではありませんが、数十人は面接をしたと思います。
しかし、面接は何回やっても慣れませんでした。初対面の人と話すのは得意ではありませんし、相手は(志望度はさておき)自分の良いところをぐいぐいアピールしてくるので、その圧のようなものに押されて毎回すごく疲れます。
1時間ぐらい話して、面接を通過させるかを判断するのは非常に難しかったです。
また、すごく人当たりの良い人なんだけど、スキルや経験がいまひとつ・・・と感じてお断りするときは心が痛みました。
大学生のときに自分が面接を受けるのも苦手でしたが、管理職になって面接をする立場になっても、やはり面接は苦手です。
面接のときに気を付けていたこと
面接が苦手とはいえ、良い人に入社してもらえるように、限られた時間でその人の人となりを少しでも知るために、いくつか気を付けていることがありました。
- 志望動機は基本的に聞かない(聞いたところでカルチャーがマッチしているかは判断できない)
- 求職者からの質問やこちらからの会社説明に時間を多く使う(求職者にも会社のことをよく知ってもらいたいため)
- 当たり前だが、嘘はつかない(特に残業とかの労務面。できるだけ正直に実態を言う。)
面接というと、何となく面接する人が立場が上で、求職者がお願いする立場にいるようなイメージを持ってしまいがちですが、あくまで対等に、こちらからも会社のことをできるだけ正直に説明することを意識していました。
人を雇ったりするのは向いてないかも
面接を少しだけとはいえやってきて感じたことは、自分には人を雇ったりするというのは向いてないなということです。
雇用して自分の部下になる以上、その人には成長してもらいたいと思いますし、働きやすい環境にしたいと思って頑張っていましたが、けっこう疲れます。
負荷をかけすぎて働くのが嫌になっていないか、逆に手持ち無沙汰にしすぎて退屈していないか、そういうことを考えることに働く時間のほとんどを費やしていた気がします。
サラリーマンとしてキャリアを築いていくには、部下を増やして自分の手足となってくれる人を増やすことは必要だと思いますが、自分はそういうのは得意ではないなと痛感しました。
その点、今のように一人で誰も雇わず、誰かと共同で案件を手掛ける場合でも、上司と部下という関係性ではなく対等なパートナーとして協力して仕事に取り組める体制が一番合っていると感じています。