何でもかんでも「AI」で食傷気味ですが、実際AIの進歩が目覚ましいのですから仕方のないことです。ただ、AIブームだからこそ、「現地・現物・現実」の三現主義を考えたいです。
現地・現物・現実
トヨタなどで提唱されている「三現主義」とは、「現地・現物・現実」の3つを重視するということです。
AIに限った話ではないですけど、今は現地に行かなくてもネットで何でも情報を入手できます。
それはそれで便利なことですし、私もネットなしでは仕事も生活も成り立ちません。
ただ、やっぱり実際に経験したことなのかそうでないのかは、思っている以上に差は大きいものです。
別にAIやネットでインプット・アウトプットするのがダメというわけではありません。
AIで書いた文章であっても、その内容が誰かに刺さるものであれば、それでいいでしょう。
ただ、けっこうAIの文章って、わかってしまうものです。
AIで書いた文章や画像は、けっこうバレる
ネットの記事やブログを見ても、「あー、これはAIだな」と思うことはけっこうあります。
もちろん実際はAIではないかもしれませんが、「AIっぽい」当たり障りのない文章は世に溢れています。
写真でも、AIで生成されたものは何となく気づくときがあります。

↑はGoogleのAIの「Gemini」に生成してもらったバラの絵です。
キレイではありますが、何となく「AI臭さ」を感じます。

↑は私がカメラで撮ったバラの写真です。写真の実力はともかく、生身のバラの感じは出ているのではないかと思います。
また、写真の見た目だけでなく、私が実際にバラの写真を撮ったときは、バラの香りも印象的でした。
AIだと、バラの画像はキレイに描けても、香りまでは生成することはできません。
現地に行って、現物を見に行ったからこそ感じるものもあります。
AIで書いた文章や画像はそれなりにキレイですが、「薄い」印象は拭えません。
もちろん、薄い情報でいい場合もあるので、AIがダメとは思いません。
でも、深い情報を知りたい場合には、やはり「現地」で、「現物」を見て、「現実」を知っている人の情報が役に立ちます。
受け手の立場ではなく、発信する立場でも、ネットで拾ってきた情報だけだとAIの方がクオリティは高いでしょう。
AIには出せない、現場での成功体験や失敗経験こそが、「本物感」を出すために必須のものです。
AIはラクをするためのものではない
AIはもちろん便利なものですけど、ラクをするためのものではありません。
深く考えるために使うものです。
ググればわかるような情報はAIでサクッと拾ってもらい、ググっても出てこない自分の経験・そこから得た教訓を深く考えることこそが本来の目的です。
セミナーの資料をAIでつくるのは、セミナー準備でラクをするためではなく、資料作成に充てていた時間でより濃い知識や経験をアウトプットするためです。
そこを履き違えてはいけないかなと。
AIで何でもできる時代だからこそ、現地・現物・現実を踏まえた情報や知識をインプット&アウトプットが必要です。
▪️編集後記
昨日は絵本コンサートへ。自宅で眠気が収まらず、昼寝。
午後は買い物など。
▪️娘日記(0歳)
家族3人で絵本コンサートへ。後半は疲れたのか、少しグズりました。
帰りの車内でぐっすり寝たからか、家では元気でした。