ランニング時に愛用しているスポーツウォッチ「Garmin Forrunner255」ですが、日ごろの体調管理にも活用できます。中でも「Body Battery」という機能は、1日の体調を管理するために参考になります。
Garminのスポーツウォッチで測定できる「Body Battery」
スポーツウォッチの「Garmin Forruneer255」には、「Body Battery」という機能があります。
1日の体力をバッテリーに見立てて、睡眠や瞑想をすると充電(回復)され、運動や仕事でストレスがかかると消費されます。
数字は5から100までで表記され、睡眠をしっかり摂り、日中もストレスをあまりかけすぎないようにすると、1日の終わりのバッテリー量は多く残りますが、逆に消耗が激しいと「5」になってしまいます(0にはなりません。最高値の100にもなったことがないので、100になるのかはわかりません。)。
睡眠がしっかり摂れた日の朝の「Body Battery」は、朝起きた時点で以下のように87になっています。

この日は確かに睡眠も8時間近く取りましたし、途中で起きることもなくすっきり目覚めましたので、自分の感覚ともズレはありません。
逆に、体調が思わしくなかった日は、以下のように最高でも「32」しか回復しませんでした。この日は睡眠時間が短かったことが要因かと思います。

「Body Battery」を維持するために行っていること
充分な睡眠(昼寝も)
一番は睡眠です。大谷翔平は12時間、レブロン・ジェームズは10時間睡眠を摂るらしいですが、体を酷使するアスリートでなくても、しっかり睡眠は摂りたいものです。昔は夜更かしも多く、朝も早かったので睡眠時間は4~5時間ぐらいでしたが、今は22時には就寝し、5時30分に起床して、7~8時間は寝るようにしています。
また、夜に充分な睡眠が摂れなかったり、日中に眠くなってきた場合は昼寝するようにしています。これは普段リモートで働くフリーランスの特権かもしれませんが、眠くなったら寝てしまった方が効率は良いです。
運動&座り続けない
ランニングや筋トレといったしっかりめの運動も行っていますが、座りっぱなしにならないということも重要です。
仕事をしていると1時間以上座りっぱなしということはよくありますが、血流が滞り、姿勢も悪くなるので、体に見えない負担が蓄積します。若いうちは気になりませんが、年齢を重ねてくると翌日以降に影響することが多くなりました。
1時間座りっぱなしの状態が続いたら、立ち上がって手足をバタバタさせて体に刺激を与えるようにしています。
深呼吸をする
朝起きた後、夜寝る前、昼食後のボーっとしてしまう時間などに深呼吸をすると、気分が良くなります。
心を無にして瞑想状態になれればいいのですが、そこまではうまくできず、ただ深く呼吸をします。何か雑念が浮かんできても、無理に打ち消そうとせず、思うままに呼吸を繰り返すことで、気分転換になります。
数字に示唆を与えることの重要性
Garminの「Body Battery」は、「心拍数」や「睡眠時間」などの数字を羅列するだけでなく、その数字に基づいた示唆を与えてくれる点で非常に有効だと思いますし、仕事にも求められる視点だと思います。
試算表の数字や月次決算の数字だけを役員や社長に報告するだけでは、意思決定に役立てるには不十分です。数字を正確に集計することは前提として、その数字から結局今はどういう状態なのか、今後はどうすべきなのかといった示唆を与えることが、数字を扱う我々のような士業には求められます。
もはや腕時計でもこれだけのことができてしまうのですから、のんびりしていると自分の仕事はAIの出番もなく機械に取って代わられるかもしれません。
便利ではある一方、怖さも感じる機能です。