Excel以外にもSaaSのサービスはたくさんあります。Excelを使わなくても、そのツールを使いこなせばExcelは不要になりますが、「汎用性」という点では、Excelに軍配が上がります。
Excelで経理をすることのデメリット
経理では、会計ソフトをあまり使わず、Excelを使うことをおすすめしています。
ただ、会計ソフトを使ったほうが速い部分も事実としてあります。
例えば、預金通帳の残高と決算書の預金残高を合わせる作業。
Excelだと、集計した残高と実際の通帳の残高が合ってるかの確認が必要ですし、もし違っていたらどこで差が出ているのかを特定する必要があります。
一方、クラウド会計ソフトを使ってネットバンクと連動させれば、残高を合わせに行くという作業は必要ありません。
これだけでも、Excelを使うより会計ソフトを直接触ったほうが速いともいえます。
確かにそれは否定できません。
しかし、ある会計ソフトを使いこなせたとしても、他の会計ソフトが使えるとは限りません。
また、会計だけでなく、給与計算、経営分析、販売管理といった他の業務では、それぞれのソフトを使いこなす必要があります。
その点、Excelを使えば、他の業務にも応用が効きます。
「汎用性」の高さという点で、Excelをおすすめしています。
Excelは「汎用性」がある
「経理」という部分だけを切り取れば、freeeなり弥生なりだけを使った方が、作業は速くなることはあるかもしれません。
弥生で使えるショートカットを覚えたり、freeeの「自動で経理」というものを使ったり。
しかし、Excelで経理をできるようにしておけば、他の業務にもそのスキルを応用できます。
- 経理のデータから、資金繰り表をExcelで作成してみる
- 事業計画をExcelで作成してみる
- 経営分析レポートをExcelで作成してみる
- 請求管理をExcelでやってみる
- 給与計算をExcelでやってみる
このように、他の業務にもExcelは応用ができます。
弥生会計のショートカットをどれだけたくさん覚えても、そのスキルは弥生会計でしか使えません。
もし自分の仕事が経理だけで、その会社の経理だけしかやらないのであれば、ショートカットを覚えるだけでもいいでしょう。
しかし、経理以外にも営業、入金管理、勤怠なども自分でやっているという場合には、スキルをいろんな分野に横断して活用できたほうが、広い視点では効率的になります。
せっかく身につけるスキルだから、どこででも使えるようにすべき
「ポータブルスキル」という言葉があります。
大企業などに勤めていて、その会社の中でしか通用しないスキルよりも、ロジカルシンキング、コミュニケーション能力など、どこの会社に行っても通用するスキルのことをいいます。
転職市場以外でも、「どこでも使えるスキル」を身に着けておくことは必須です。
会計ソフトのショートカットを覚えているというのは、他の会計ソフトや、経理以外の業務には応用できないという点で、「アンポータブル」といえます。
せっかく時間をかけて身につけるスキルとしては、やはりいろんな業務に応用できるスキルを身に着けたいものです。
経理だけで考えれば、会社によってはExcelではなく、普通に会計ソフトを経理に使った方が速いかもしれません。
しかし、経理以外の「汎用性」を考えれば、やはり経理もExcelでやる方が、全体としては効率的であることもあります。
▪️編集後記
昨日は帯解寺に無事に娘が産まれたことのお礼参り。その後、イオンで昼食をテイクアウト。
イオンには乳児用の体重計や身長計、ミルク用の熱湯が置いてあり、「イオン最強」を痛感しました。
▪️娘日記
お礼参りで帯解寺へ。祈祷してもらっているときは泣いちゃいました。ちょっと暑かったかな？
