あるサービスを受けようとして、申込みが完了するまで1週間かかったサービスがありました。申込みのフォームは極力シンプルにしなければならないと痛感しました。
長過ぎる申込みフォーム
とあるサービス(某通信サービス)を申込みをしようとしたときのこと。
申込みの案内をメールでいただいたのですが、案内があまりにも長く、かなり苦戦しました。
- 本人確認書類をアップロード(ただし、マイナンバーや保険番号などは付箋等でマスキングが必要)
- 3種類の申込書類(すべてExcelファイル)を全て記入が必要
- 提出にはファイルのアップロードが必要だが、ファイルの容量が大きすぎるとアップできない(本人確認書類の画像など、ファイル容量を自分で小さくしなければならない)
申込書類は3種類ありますが、内容はほとんど変わりません。
申込者の名前や住所、連絡先のアドレスを3種類のExcelファイルに何回も入力する必要があります。
Excelなのだから、一度入力すれば関数で自動で反映できるのに、毎回手入力が必要でした。
申込みの手順が複雑すぎて(あるいは私の理解力が乏しく)、何回か先方の担当者からやり直しを求められ、結局申込みが受理されたのは、1週間ぐらい後のことでした。
手続きのためには必要なことなのでしょうが、申込みの時点で複雑すぎるのもいかがなものかと思いました。
なぜ申込みだけでこんなに面倒なのか?
申込みといいつつも、申込みをした人の「審査」をすることも含まれているからでしょう。
申込者が本当に本人なのか、法人であれば、その法人は実在するのか。反社ではないか。
申込みの時点である程度絞り込むことで、不正な申込みを防ぐようにしているのでしょう。
この10年ぐらいの間に、反社チェックや与信調査など、申込者の「属性」を確認する手間が格段に増えました。
雑に申込みを受理して後から問題になるより、申込者に手間をかけさせた方が、受理する側の手間も省けます。
「面倒であること」に意味があるのかもしれません。
申込みに手間をかけさせてはいけない
今回のサービスは仕事の都合上必須のものでしたので、時間がかかっても契約を進めましたが、そんなに必須でもないサービスだったら、申込みを諦めていたでしょう。
申し込むだけでこんなに面倒なら、使わなくていいや、と。
サービスの利便性とは、こういう申込みのしやすさ(そして解約のしやすさ)も含まれていると思います。
申込書がExcelなのに、関数でデータ転記がされておらず、同じ情報を何回も入力させるところもナンセンスです。
申込みには極力手間をかけさせない、申込みフォームに記入する情報は極力少なくすることが、私のような一人での事務所へのお申し込みには必須であることを痛感しています。
▪️編集後記
昨日はオフ。私の両親が初孫に会いに自宅へ。
▪️娘日記
ほっぺやあご下あたりがふっくらしてきました。起きてるときに手旗信号みたいに手をバタバタ動かすのが面白いです。