哲学書や古典の文学などを少しずつ読んでいます。でもさっぱりわかりません。そういうとき、マンガの解説本が有効です。
一度は読んだ方がいい古典たち
昨年読んだ本で、一番影響を受けたのが「百冊で耕す」です。
今まで読書といえば、書店で平積みされている新刊のビジネス書がほとんどでした。あとは仕事に関係する会計・税務の専門書とか、マンガぐらいです。
敷居の高い古典や文学は「自分には関係ない」と思って興味がありませんでした。すぐに仕事で役に立つものでもないし。
しかし、「百冊で耕す」をきっかけに、このままではいけないと思いました。ビジネス書が悪いわけではないですけど、もっと幅広く読んだ方がいいなと。
そこで、「百冊で耕す」の巻末に載っている「必読リスト」などを参考に、自分で読書リストを作成しました。
まだ1割も読めていませんが、たまに古本屋に行って入手し、読み進めています。
でも、全くわかりません。眠くなってくることもあります。
新刊のビジネス書みたいに、わかりやすく図解やイラストがあるわけでもなく、わかりやすく書かれているわけではありません。
分厚い本じゃなくても、読み切るのにかなり時間がかかってしまいます。
難しい古典は、マンガから入ってみる
こういった難しい本を読む場合、原書ではなく、マンガなどで解説した本から入るのもアリだと思います。
「まんがで読破」はKindleでセールしていることも多く、種類も多くておすすめです。
無理に原書だけにこだわって、何が書いてあるかわからないまま終わるよりも、マンガや解説本で概要を理解している方が、少しでも頭に残ります。
ただし、マンガや解説本だけ読んで終わりでは良くありません。難しくても、原書も読むべきだと思います。
書いてあることの9割がわからなくても、1割わかるところがあれば儲けものです。
何十年、何百年と読まれてきた名著・古典の一部だけでも理解できるところ、共感できるところがあると思うだけでもロマンを感じます。
そのためには、マンガだけで読んだ気にならず、原書に食らいついていくことが必要です。
「答え」なんかない現実では、原則に立ち返ることが必要
ビジネス書はわかりやすく、現実に起こっている問題にすぐ応用できるように工夫されているので、読みやすいです。
でも、自分の悩みや課題に全て具体的に教えてくれる本など存在しません。
個別具体的な自分や家族の問題に向き合うには、本に答えを求めるのではなく、基本的な考え・原則を身につけ、そこから先の具体的な対応は自分で考えていく必要があります。
その点、ビジネス書は即効性はありますが応用性には欠けます。何か新しい問題が出たら、またそれに応じて新しい本を探す必要があります。
古典とされるものは、原則的なことが書かれていることが多いので、即効性は低いけど、応用性は高いと思います。
どちらがダメというわけではなく、お互いの良いとこ取りをできるような読書をしたいものです。