パソコンを自作すると、ノートPCよりも低いコストで処理性能も高くなります。パソコンを持ち運ぶことがないのであれば、自作するのはおすすめです。
わたしの自作PCの構成
自宅で作業するときは、自作したPCをメインで使っています。
PCのゲームはしないので、構成パーツは最小限ですが、以下のような構成で組んでいます(かっこ内は購入当時の金額)。
- CPU Core i3-10100(14,080)
- マザーボード ASRock Intel B460チップセット搭載 Micro ATX(10,530)
- メモリ CFD W4U2666PS-8GC19 [デスクトップ用メモリ 288pin DIMM 8GB 2枚組](10,660)
- SSD Western DigitalWDS250G3X0C [WD Black SN750シリーズ NVMe SSD 250GBモデル ヒートシンク非搭載モデル](6,940)
- 電源 玄人志向 KRPW-L5-500W 80+ [80PLUS STANDARD取得 ATX電源 500W](4,980)
- ケース THERMALTAKE CA-1J1-00S1NN-00 [Versa H17 -NoWindow- Micro-ATXミニタワーケース](3,160)
上記が基本のパーツで、価格の合計は50,350円です。
これ以外に、OS(Windows11)とMicrosoft Office365、ディスプレイ(LGの27インチ4K)、キーボード(REALFORCE)はもともと持っているものを利用していますが、金額はおおよそ7~8万円ぐらいです。
これら全部合わせると、大体12~13万円ぐらいになります。
ノートPCでも10万円を超えるものはたくさん売られていますが、処理性能はデスクトップの方が高いです。
わたしの組んだ自作PCだと、CPUは3世代前のCorei3ですが、処理性能としては同世代のノートPC用のCorei7に匹敵します。
わたしのPCは世代が古いですが、もし今の最新機種でCorei7が搭載されたノートPCを買おうとすると、20万円超えか、30万円を超えるでしょう。
コスパを考えると、デスクトップPCを自作するとノートPCよりも安い価格で、かつノートPCよりも処理性能の高いPCを持つことができます。
自作PCのメリット・デメリット
PCを自作して感じるメリットは、上記のようなコスパの高さが一番大きいですが、それ以外にも、
- パソコンの仕組みがわかる
- パーツ単位で組み換えができる
- 組み立てるのが楽しい
といったことがあります。パソコンはそれなりの処理性能を維持しようとすると寿命が短いので、定期的に買い替えることを考えると、パーツ単位で買い替えられるのはコスパが良いと思います。
一方で、デメリットとしては、
- つくるのがめんどい
- どこかで間違えると電源はつかない(ネットを見れば解決策は出てきますが、結局は自分で解決しないといけない)
といったことがあります。単純に手間はすごくかかります。
自分で苦労して組み立てる時間があったら、多少お金がかかっても既製品のPCを買った方が合理的ともいえるでしょう。
値上げの時代に、必要なのは「自分でつくる」こと
パソコンを自分で組み立てるのは、完成すればコスパは高いですが、手間はすごくかかるので、万人にはおすすめできません。
しかし、自作PCに限らず、「自分でつくる」ことは値上げが続く今の時代に重要なことだと思います。
食事でも、外食するよりも自分で作った方が安く済みます(健康にも良い)。家計簿アプリなどのツールでも、既成のアプリを使うより自分でExcelで作った方が課金しなくて済みます。
もちろん手間がかかることに苦痛を感じるのであれば、お金を払って既成品を購入するのも合理的な選択肢ですが、手間をかけることが惜しくないようなことであれば、自分でつくってみることで仕組みを理解でき、お金の節約にもつながると思います。