紙の返済予定表をデータで保存する方法

融資を受けると、銀行から紙で「返済予定表」を郵送されてくることが多いです。経理上、返済予定表を見ることもあるので、紙ではなく、データで保管しておくようにしましょう。方法はいくつかあります。

目次

「返済予定表」は経理でチェックすることがある

銀行融資の返済予定表は、経理上チェックしておいた方がいいことがあります。

freeeやMFクラウドなどのクラウド会計ソフトを使うとき、ネットバンクと会計ソフトを連動させていることもあるでしょう。
しかし、ネットバンクから出金されるときは、利息と元本の返済が合算されます。

利息が1,000円、元本返済が10,000円なら、銀行から出金されるときは「11,000円」で出金の記録がされます。

これをそのまま「11,000円」で経理をするわけにはいきません。

経理上、利息と元本は分けて経理をする必要があります。

銀行から出金になった金額のうち、利息がいくらで元本返済がいくらなのか。
それをチェックするには、銀行から送られてくる返済予定表を見ます。

返済予定表は、多くの場合紙で郵送されてきます。
紙だとどこにいったかわからなくなることもあります。なので、データで保管しておき、必要なときにパソコンなどで確認できるようにしておいたほうがいいでしょう。

方法1:紙をスキャンする

紙をデータで保管しておく方法の1つとして、紙をスキャンしてデータにする方法があります。

「Adobe Scan」のアプリをスマホに入れて、このアプリで紙を写真に撮ると、PDFを作成してくれます。

これをAdobe AcrobatでExcelに書き出すと、Excelで返済予定表を書き出してくれます。

ただし、読み取り精度はあまり期待できません。


スマホでの撮影をうまくやればもう少しうまく読み取ってくれるかもしれませんが、あまりキレイにはなっていません。
これでも少しデータを整備すればそれなりに形にはなりますが、少し手間はかかるでしょう。

私はスキャンではなく、Excelで返済予定表を作っています。

方法2:Excelで作成する

このような表計算はExcelの得意とするところです。

Excelで借入金の返済予定をつくるには、PMT関数、PPMT関数、IPMT関数などを使う方法があります。

もちろんそれでも問題ありませんが、使わなくても作成はできます。

利息の計算は、残高*利率で計算できます。

元本返済分は少し複雑ですが、残高を残返済回数で割れば計算できます。

数字が合っているかを紙の返済予定表を見て確認すれば、Excelで返済予定表のデータを保管しておくことができます。

サンプルのExcelは以下からダウンロードできます。
(利用は自己責任でお願いします)



▪️編集後記
昨日はYAMATO BASE(コワーキングスペース)で打ち合わせ。
その後、自宅で税理士業とセミナー準備。

▪️娘日記
顔を近づけると「キャッキャッ」と声を出して笑ってくれることが増えました。

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