「嫌われる勇気」も大事ですが、「嫌われる」だけでなく、「正しく嫌う」勇気も大事かなと。
「正しく嫌う」勇気
「嫌われる勇気」という本がベストセラーになりました。
他人から良く思われようと取り繕うのではなく、自分の価値観に従い、他人からの評価に振り回されすぎないようにするという内容だったかと思います。
「嫌われる勇気」も大事ですが、「嫌う勇気」も大事ではないかと思います。
人間ですから、どうしても嫌いな人、嫌いなものはあります。
周りの人はそうでもないと思っているものでも、自分にとってはどうしても苦手、嫌いというものは少なからずあるはずです。
自分がそれを「嫌いである」ということを認めることで、「嫌いではないもの=好きなもの」も突き詰めることができます。
それが「正しく嫌う勇気」と考えています。
99の「嫌い」を捨てて、1の「好き」を選ぶ
「嫌う勇気」というのは、自分が好きなものを明確にして、それを追求する覚悟であるともいえます。
北大路魯山人は、自分の美意識についてこれない人を容赦なく罵倒していたそうです。
そのために、彼は周囲の人と不和が絶えず、晩年は孤独なものだったといわれます。
これは極端な例ですが、自分の好きなもの、美しいと思うものを突き詰めるために、それ以外の美しくないもの・嫌いなものを捨てているということでしょう。
嫌いなことを嫌いと言う、あるいは嫌いなものから距離を置くというのは簡単ではありません。
嫌いなものから距離を取るということは、そこから得られるメリットも失うことになるからです。
嫌いな仕事は一切したくないなんてことを言っていると生活できなくなります。
あまり好きではない人がいて、苦手だからと距離を置いたら、一人ぼっちになってしまうかもしれません。
何かを嫌うということは、そこから得られたはずのベネフィットも捨ててしまうということでもあります。
これは勇気のいることですが、それでも我慢のしすぎはいつか身を崩します。
嫌いなことを捨てていき、好きなことを突き詰めることができるように、日々考えて行動しなければなりません。
嫌いなものをリストアップする
案外、自分が何が嫌いなのかということは、ぼんやりと分かっていても、はっきりとは分からないものです。
嫌いだと思うものは、リストアップして目に見える形にするといいでしょう。
私の場合は、
- 立食パーティ
- 名刺交換
- 丸投げ
- 電話
- 郵便の宛先を書くこと
- 押し売りみたいな営業
- 満員電車
- 夜遅い2次会
- 眠いときに寝れない
- あいまいな値付け(●●円~)
- 定例で集まる会
- 英語
- 相槌が「ウン」の店員
- KPMG(競馬、パチンコ、麻雀、ゴルフ)
- 時間にルーズ(締め切りなど)
全てと全く関わらないということは難しいです。
しかし、嫌いなものを正しく嫌い、そこから距離を置くにはどうすればいいかを常に考えることです。
好きなことをやるということも大事ですが、嫌いなものをやらないという思考も大事です。
▪️編集後記
昨日は午前に税理士業。月次のチェックなど。
午後は動画資料の作成。歯医者の定期検診。
▪️娘日記(0歳)
パソコンを床に置いていると、興味があるのか近づいて画面をトントンします。
将来、使いこなせるようになってほしいものです。