起業・開業して間もないときでも、税理士がいたほうがいい理由

起業して間もないタイミング、あるいは個人事業主として開業して間もないタイミングでは、取引の量も少ないので、税理士に頼らないという方法も考えられます。しかし、税理士に見てもらったほうがメリットもあります。

目次

資金調達を受けやすい

銀行融資やエンジェルからの出資など、資金調達を受けるときには、月次の試算表、年度の決算書、確定申告書を銀行や投資家に見られることになります。

正確に業績を報告することは、資金を出してくれる相手に対する誠意の一つです。

社長の熱い想いや経営理念、ミッション・ビジョン・バリューも大事ですが、それとの両輪で、足元の業績も正確に報告することが重要です。

税理士に年に一度でも決算書をチェックしてもらっていれば、決算書の数字に対する信頼度は高まるでしょう。

資金がなければ、どれだけ優れたビジネスのアイデアも絵に描いた餅になりかねません。

会社の資金を手厚くする意味でも、税理士をうまく使ったほうがいいでしょう。

銀行も投資家も、決算書(試算表)を見ている

銀行も投資家も、数字は最も気にするところです。

決算が締まれば、年間の業績である決算書と確定申告書を提出する必要がありますし、毎月の月次決算を集計した試算表の提出が必要になることもあります。

それも、提出があまりに遅い場合、決算がまともに組めない会社ではないかという疑念を持たれて、資金調達に悪い影響が出る可能性があります。

そうならないためには、税理士にこまめにチェックしてもらい、月次の決算も早期化し、早期に業績を報告できるようにするほうがメリットが大きいです。

顧問税理士である必要はない

税理士というと、「顧問税理士」という形で、毎月数万円、年間数十万円〜数百万円の費用をかける必要があるのではないか、と思われるでしょう。

確かに、顧問税理士を契約して、継続的に数字を見てもらったほうがより安全ではあります。

しかし、いきなり顧問までいかなくても、年1回の決算や確定申告のときだけ、スポットで税理士にチェックしてもらうという方法もあります。

単発であれば、年間で数万円で済むこともあります。

無駄に安い顧問税理士を契約するぐらいなら、日々の経理は自分でやって、年に1回の決算と確定申告のときに税理士にチェックしてもらったほうが、コストも安くなりますし、数字に対する感度も上がります。

可能であれば、起業間もないタイミングでも税理士を頼ってみるといいでしょう。



▪️編集後記
昨日は午前中に「良習慣塾」のセミナー受講。今年度最後のセミナーでした。
午後はオフ。ランで10キロ走りました。

▪️娘日記
昨日の夜は夜泣きはなく、長く寝てくれました。
寝ぼけて起きるときにうつ伏せになり、そのままうつ伏せで寝てしまうので、仰向けに戻すときに起きてしまう・・・というジレンマがあります。

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