ひとりで独立すると、上司もいなければ同僚もいません。気楽な一方で、責任は全て自分でとる必要があります。「誰かがやってくれる」と思わない方がいいです。
誰かに何とかしてもらおうと思わない
独立すると、上司はいなくなりますし、面倒な会社の行事への参加もなくなります。
自由になれるのは良いことですが、責任も全て自分で負う必要があります。
わからないことがあっても、上司に確認をとってもらうことはできませんし、自分で何とかするしかありません。
「誰かが何とかしてくれる」という姿勢は、独立したら捨てなければなりません。
冒頭の写真は、公衆トイレの写真ですが、空き缶が置かれています。
誰かがポイ捨てしたのでしょう。捨てる場所がなくて、トイレに置いておけば掃除に来た人が捨ててくれるだろうと思ったのでしょう。
ポイ捨てが良くないというのはもちろんですが、「誰かが何とかしてくれる」と思っているから、こうやって空き缶を捨てるのではないかと思います。
そういう人は、独立してもうまくいかないと思います。独立しても常に誰かの都合に振り回されて、自由とは程遠い働き方を余儀なくされるのではないかと思います。
マラソン大会でも、給水所で給水の紙コップを指定のゴミ箱ではなく、道端にポイ捨てしている人がかなり多くいます。
ポイ捨てしても誰かが掃除してくれるなんて思っていると、大会が開催されなくなるかもしれませんし、やめた方がいいですね。
「誰かが何とかしてくれる」と無意識に思ってないか
「自分は大丈夫」と思うこともあるかもしれません。独立していなくて会社勤めの時でも、自分の仕事を他人事と思わず、ちゃんと当事者意識を持つようにしている人もいるでしょう。
でも、人間は弱いもので、無意識のうちに、「最後は上司が責任を取るだろう」とか「他の誰かがやってくれるだろう」と考えてしまうと思います。多かれ少なかれ。
独立すると、そんなこと考えたくても考えられません。
全て自分で仕事して、自分で解決して、自分で後始末する必要があります。
自分でできるからこそ、自由で好きなようにできるというメリットもあります。その一方で、信頼を失ったら二度とその人から仕事が来なくなるかもしれないというリスクも高くなります。
そこまで肩肘張る必要もないかもしれません。でも少なくとも、トイレや道端にゴミをポイ捨てするようなことはしてはいけませんし、しようという心がけは仕事にも影響してくると思います。
でも、アドバイスをもらうことは可能
ただし、何かも自分ひとりでやらないといけないわけではありません。
わからないことがあったら、本やセミナーはもちろん、その道の専門家にアドバイスをもらうこともできます。
むしろ、そういう情報をインプットしたり、困ったときにアドバイスをくれる人がいることは、ひとりで仕事する上では重要です。
もちろん責任は最終的には自分が取るのですが、その過程で必要なアドバイスをもらうことは可能です。
ひとりで責任は取るという覚悟は持ちながらも、ひとりで抱え込まない軽やかさも持っておきたいものです。