「こどもNISA」の創設で、子どもに残せるものを考える

「こどもNISA」という投資の税制優遇が議論されています。おすすめと言うつもりはありませんが、親がこどもに残す資産の一つとしては、選択肢になり得るかもしれません。

目次

「こどもNISA」創設か

こどもNISAとは、株式投資によって得た所得の一部が非課税になる制度です。

子どもの名前で証券口座を開き、一定額をあらかじめ決めた投資信託に積立投資していくことで、子どもの教育資金などを積み立てていく仕組みです。

投資信託は一般的に複利で運用されますから、仮に0歳から毎年60万円をNISAに突っ込んで、年利5%の複利で運用できたとしたら、18歳のときには1,600万円ぐらいになる計算です。

1.5倍ぐらいに増えるイメージでしょうか。

ただし、もちろんこれはあくまで理論値であり、実際に5%で運用できる保証はありませんし、バブル崩壊やリーマンショックのような暴落リスクもあります。

あくまで投資は自己責任です。

しかし、物価が上がり続ける状況の中で、ただ貯金するだけではなく、投資という形で子どもに資産を残しておくというのは、1つの選択肢になり得ます。

お金に余裕がある家庭なら検討してみてもいいかもしれません。

子どものためでもあり、親のためでもある

こどもNISAは「こどもの将来のためにお金を残す制度」ではありますが、「子どもの教育資金を確保したい親のための制度」とも言えます。

私立校へ進学すれば、1人あたり数百万円から1,000万円以上の教育費がかかることもあります。

こどもNISAで長期的に複利で積み立てていけば、学資保険や普通預金より効率的に資金形成できる可能性があります

子どものためであることは間違いありませんが、見方を変えると「こどもの教育の機会を損なわないための親の備え」とも言えるでしょう。

子どもに何を残せるか

子どもが生まれると当然、将来のことを考えるようになります。

無理に良い大学へ行かせたいとは思っていませんが、本人の適正とかを見て、できるだけ多くの機会を残しておきたいとは思っています。

もちろん、お金だけが子どもに残せるものではありません。

「経験」や「家族の時間」とか、お金以外の価値もたくさんあります。

しかし現実として、お金で解決できる問題もあります。

お金で幸せが買えるかはわかりませんが、お金で避けられる不幸はあります。

こどもNISAはまだ制度として始まっているわけではありません。

これをきっかけに、「自分はこどもに何を残したいのか」を考える良い機会になるでしょう。



▪️編集後記
昨日は午前中に歯医者で定期検診。無事に何もなく、クリーニングだけして終わりました。
午後は税理士業など。

▪️娘日記(1歳)
アンパンのマーチや童謡などのよく聴く音楽が聞こえると体を上下に揺らしてノッてくれます。
リズムに合わせて体を動かせるのは良いですね。

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