「カエルを先に食べる」とは、難しいタスクから先に手をつけたほうが、タスク管理は上手くいくということを説明したものです。確かに難しいことを先にやったほうがいいこともありますが、全てにおいて当てはまるかは何とも言えないかなと。
「カエルを先に食べる」=難しいことからやり始める
「カエルを先に食べる」というのは、タスク管理の一つの攻略法を説明したものです。
嫌なこと・気が乗らないことこそ先に手を付けた方が自信がつき、結果的に早くタスクを終わらせることができるというものです。
経費精算の領収書を整理するとか、プレゼンの資料をつくるなど、人によって苦手なもの、面倒なタスクは何かとあるものです。
私の場合、税務署や役所に電話をかけるというタスクが苦手なので、ついつい後回しにしてしまいます。
あるいは、部屋やデスクの片付けも苦手なことです。
日々郵便物や買った本がデスクの上に溜まっていくので、「片付けないと」とは思うのですが、なかなか手を付けられません。
苦手なことだけでなく、完了までに時間がかかるものや複数のステップを経ないと完了しないタスクも、先が長くてなかなか始められないものです。
独立前に勤務していたときは、PowerPointで提案書などの資料を数十ページ作成することがありましたが、量が多すぎてなかなか始められず、結局締め切り間際に土日に仕事をして埋め合わせをしていました。
こういうとき、「カエルを先に食べろ」です。
苦手なこと、時間がかかることこそ先に始めて、手を付けると勢いが出て案外進んだりするものです。
ただ、早く手をつけることはいいとしても、早く終わらせることまでいいかどうかは考えるところがあります。
時間をかければ質が高くなるというわけでもないですが、何でもチャチャッと終わらせていいものとは限りません。
このブログだって、前倒しをして早く終わらせようとすれば10分ぐらいで書けるかもしれませんが、それだと誰も読まなくなるでしょう。
時間のかけすぎはいけませんが、ある程度の時間をかけることは必要です。
「早く始める」けど、「早く終わらせない」
「先延ばし=悪、前倒し=善」というイメージはあります。
やらないといけないことを先延ばしにして、締め切り間近になってラストスパートをかけるのはストレスが大きいものです。
ですが、「早く手をつける」のは良いとして、「早く終わらせる」ことまで過剰に意識しなくてもいいかなと。
もちろん、すぐに返信できるメールとか免許の更新とか、早く終わらせてもいいものもあるでしょう。
ですが、例えばセミナー資料を当日よりもかなり前に作り込んでしまうとか、上でも書いたようなブログを10分で書き上げるというのはやりすぎともいえます。
難しい仕事ほど、早く始めると同時に、期日には余裕を持ちながらも、ある程度は練る期間も持っておいたほうがいいでしょう。
小さく始める、並走する
「小さな習慣」という本にもありましたが、難しいタスクは、「失敗できないぐらいに小さく分解する」ことで継続して処理することができます。
・Kindle本だと、1日で1,000字ずつ書いていく
・ブログだと、タイトルと見出しだけをまず決める
こういった「ちょっとした作業」を小さく始めようとすると、「早く始める」ことができます。
また、複数のタスクを並走することもおすすめです。
一般的にマルチタスクは効率性を下げるものとされています。
確かに、会議に出ながら資料を作るとか、そういったマルチタスクは非効率なものです。
しかし、私の場合、以下のようなマルチタスクはやっています。
- 走りながら別の仕事場に移動
- 散歩しながらブログやメルマガの音声入力
- ジムのバイクを漕ぎながら読書
体を動かしながらの方が、余計なことを考えず、有無を言わさずやろうと思っていたことに手をつけられたりします。
無理に前倒しをしすぎる必要はないですが、複雑なタスクほど、早めに始めたほうがいいのは間違いないでしょう。
まずは「小さく始める」、「何かと並行しながら進める」ということをやってみると良いと思います。
↓の本も、参考になりました。
締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか 「先延ばし」と「前倒し」の心理学
▪️編集後記
昨日は午前中に税理士業。午後にスイム練習。
▪️娘日記(0歳)
腹ばいのスピードが上がって、私が仕事をしている部屋にもすぐに来るようになりました。
仕事部屋は散らかってるのですが、床にあるものを口に入れようとするので、リビングまで強制送還させてもらっています。
(自分が部屋を片付ければいいのですが・・・)