今日は公認会計士試験の論文式試験の3日目(最終日)です。わたしが受験したのは10年以上前ですが、今でも鮮明に覚えてますし、たまに夢にも出てきます。試験に合格できたのは、運と最後の最後まで解答が合ってるかをチェックしたからだと思います。
8/20は公認会計士試験の最終日
今日(8/20)は公認会計士試験の論文式試験の最終日です。受験生はやっと肩の荷が下りたと同時に、結果がどうなっているか気になって仕方ないのではないかと思います。
わたしも、10年以上前ですが試験を受けました。
だいぶ前のことなのでいろいろ忘れていますが、試験会場で座っていた座席からの景色は今も覚えています。
試験直前の模試の成績が芳しくなく、不安で夜も眠れなくなったりしたのも、今となっては良い思い出です。
試験に合格するかしないかは多くの人にとって本当に紙一重ですが、その紙一重で人生は大きく変わります。少なくともわたしは変わりました。
合格ラインを超えるか超えないかは紙一重
公認会計士試験に限らず、試験の受験者の多くは得点分布で見ると、ほとんどの人が合格ライン近辺に集まっているといいます。
つまり、1点、2点の差で合否が分かれることもあるということです。
論文式試験を受験する人たちは、その前段階の短答式試験に合格している人たちなので、みんなかなり勉強しており、よほど飛び抜けた人でない限り、多くの人は同じぐらいの得点で落ち着くのでしょう。
飛び抜けたものがない普通の受験生にとって、合否を分けるのは、もはや覚えた知識や努力の量ではなく、「運」と「最後まで悪あがきする執念」なのかもしれません。
わたしの場合、試験直前にたまたま開いていたテキストの部分が試験本番で出てきたり、最後のチェックをしていたときにケアレスミスに気付いて修正をした記憶があります(焦って冷や汗をかいたのは今でも記憶に残ってます)。
試験直前の模試ではあまり良い成績ではなかったですが、そういうちょっとした運と最後の最後までミスがないかをチェックしたことが、試験に合格に結び付いたのだと思います。
プラス1%の努力
試験に限らず、ほんのちょっとのひと手間が全体に影響を与えることは多いです。
仕事でも、お客さんや上司の「期待値」という合格ラインを下回っていれば信頼を失います。信頼を失うと、相手の期待値が下がってつまらない仕事しか振られなくなったり、人事評価などで辛い評価になることもあります。
100点を取れれば言うことなしですが、少なくとも相手の期待値を超えられるように、最後まで粘ってプラス1%でも良いものを作るという姿勢は必要ではないかと思います。