「自分は手を動かさない」は通用しない

管理職だったら、自分は手を動かさず、部下などに作業はやってもらって自分はチェックだけ、という仕事の仕方はできるでしょう。しかし、独立・起業したら、いかに自分が手を動かすかを考えるべきです。

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自分で手を動かさなくなる

独立あるいは起業する人というのは、ある程度勤め先でキャリアを数年〜十数年築いてきた人が多いでしょう。

私も奈良で独立したのは2024年で、この業界に入って12年経ちます。

中には、独立前の勤務先で出世して、管理職になったという人もいるでしょう。

管理職になると、基本的に誰か部下がいて、部下に手を動かすような仕事はしてもらい、自分は進捗管理をしたり人事評価をしたり効率化のための仕組みを考えたりといった仕事をすることになります。

そうなると、自分で手を動かすことが減ってきます。

Excelで数字の集計をしたりPowerpointでスライド資料を作るということは自分ではやらずに部下がやってもらい、自分はできあがってきた資料をチェックするだけ、ということになりがちです。

そういう状況がしばらく続くと、だんだんと手を動かすスキルが落ちていきます。

独立したら、自分で全てやらなければならない

管理職になると、「いかに自分で手を動かさず、部下や他部署をいかにうまく使いながら全体として業務を効率的に回すか」を考えることを推奨されます。

もちろんそれ自体は良いことですが、その感覚のまま独立すると、うまくいかないことがあります。

独立後は、「いかに自分で手を動かさずに・・・」と考えるより、「いかに自分で手を動かすスピードを上げるか」という考え方にシフトしていく必要があります。

管理職時代の感覚のまま、自分では手を動かさずにお客様に何でもやらせようとしたり、安易に外注に頼ったりすると採算も合いませんしお客様からも不評につながりかねません。

状況にもよりますけど、基本的には自分で手を動かすことが必要です。

Excelの集計も自分でやるし、チェックも自分、セミナー資料を作るのも打ち合わせの日程調整も全て自分でやる必要があります。

それを楽しいと思えるかどうかは、独立に向いているかの試金石になると思います。

「動かなくなる」を避ける

長い期間管理職をやっていると、腕がなまってしまうというのはよくあります。

どこかの有名な会社で管理職をやっていた人が、いざ独立したり創業の浅いベンチャーに転職して資料づくりをしようろしても、スピードが遅かったり操作がわからなくてできない、という場面をよく見てきました。

運動と同じで、動かしてないと筋力は衰えていきます。

「苦手なことは外注する」という考え方もあるかもしれませんが、自分の会社のことだったらまずは自分でやってみる、という思考もあってもいいと思います。

そのために、日常的に手を動かしておくことです。

Excelしかり、AIしかり、動画編集しかりです。

今は管理職じゃなくても、AIエージェントで誰もが手を動かさなくても仕事が進められる時代になりつつあります。

しかし、誰かが動かないと仕事が進まないのも現実なわけで、頭だけでなく、体を動かすことを怠らないようにしなければなりません。



▪️編集後記
昨日はちょっと喉の調子が悪いので、終日自宅で静養。
寝ながら本を読んだりして過ごしました。

▪️娘日記(1歳)
夏の間はお風呂はシャワーだけだったのですが、涼しくなったので湯船へ。久しぶりの湯船で慣れてませんでしたが、最近は慣れてプカプカ浸かるようになりました。

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