時価総額1,000億円を超える非上場のスタートアップを「ユニコーン」といいますが、ここ数年は「ゼブラ」というスタートアップの考えも出てきています。スタートアップを目指していなくても、どんな社会にしていきたいのかは考える必要はあるでしょう。
ユニコーンとゼブラ
ユニコーンとは、時価総額1,000億円を超える非上場のスタートアップを称する言葉です。
一般的には、莫大な売上と利益を上げて、設立から10年以内で急成長を遂げている(主にテック系の)ベンチャー企業のことをいいます。
日本だと、上場前のメルカリがユニコーンの代表例でした。
一方、ここ数年でユニコーンに対比する概念として、「ゼブラ型」企業も注目されるようになりました。
ゼブラとはシマウマのことですが、シマウマが草食で、一匹ではなく群れで共生することから、飛躍的な成長よりも持続可能な成長、社会課題の解決に主軸を置いたスタートアップを称して「ゼブラ」と言われています。
売上や利益のために環境資源や労働力を搾取するのではなく、環境を保護しながら、かつ収益性も確保し、その代わり急激な成長は目指さない、というようなものです。
このような「社会型」の企業のあり方は、昔から言葉を変えていろいろ出てきていました。
私が高校生・大学生のころは「CSR(企業の社会的責任)」や「社会起業」という言葉が良く使われていましたし、最近だとSDGs、ソーシャルインパクトといった言葉もあります。
言葉の違いは(おそらく)それぞれありますが、共通しているのは、「売上や利益のみを追求しない」、「自然環境や労働環境にも配慮する」、「短期間での急成長ではなく、持続可能な成長」といったところでしょう。
群れずに共生する
私はスタートアップではないですが、「ユニコーン型」か「ゼブラ型」のどっちを目指すかと考えたら、まあゼブラでしょうかね。
(別に無理に選ぶ必要はないですが)
ただ、シマウマのように群れて共生していく、という感じも少し違うかなと思います。
基本は一人で仕事をしていますし、場合によってはチームで仕事をすることもありますが、雇用関係にはありません。ゆるくつながっているという感じです。
群れてるわけではないけど、利益だけを求めるのではなく、お客様や一緒に仕事をする人とWin-Winではありたいと思っています。
そういう意味では、「群れずに共生していく」という生き方でもあるかもしれません。
まずは近くの人の助けになることを考える
SDGsとか社会課題の解決というとちょっと話が大きすぎて、自分には関係なさそうなイメージがあります。
何なら、あまりSDGsとかを前面に出されると胡散臭さすら感じてしまいます。
でも、理念そのものは良いことでもあります。
いきなり私一人の力で貧困をなくしたり自然環境を良くすることはできないですけど、自分の身の周りにいる人の力になれることはあると思っています。
それが私の場合は税金や経理といった業種であり、さらには苦痛な仕事で心を病んでしまわないように効率化を支援することだと考えています。
そういう群れないシマウマがいてもいいのではないかと思っています。
▪️編集後記
昨日は午前中は税理士業。午後は商工会議所へ。
自宅に戻って税理士業の続きを。
▪️娘日記
初めて一緒にお風呂に入りましたが、お互い慣れないせいか、ものすごい大声で泣いてしまいました。寒かったかな?
最初は何でもうまくいかないものです。