ヒマワリは豪華で大きくて、誰の目にも留まります。独立したら、お客様に見つけてもらうための営業が不可欠ですが、ヒマワリのように誰にでも見つけてもらうという戦略は難しいなと感じています。
馬見丘陵公園のヒマワリ
奈良県の広陵町にある「馬見丘陵公園」に行きました。
季節の花や古墳がたくさんある公園で、無料でいつでも入れる公園です。
夏には、ヒマワリが見頃になります。
私が行ったときはもう見頃を過ぎていましたが、それでもキレイに花を咲かせていました。
ヒマワリは大きな花が一つのように見えますが、実際は小さい花がたくさん集まって一つの大きな花のように見えています(真ん中の黒い部分も小さい花が集まってできたものです)。
一つの小さい花だと昆虫に見つけてもらえず、子孫を残すことも難しいですが、みんなが集まって大きな花に見せることで昆虫に見つけてもらいやすくするという生存戦略なのかもしれません。
誰にでも見えるヒマワリ。マニア好みの雑草花
ヒマワリは大きくて目立ちます。昆虫だけでなく、人間も誰でも目に付く大きさです。
色も鮮やかな黄色で、夏の景色によく合います。
でも、大きく目立つために、小さい花が集まって組織を作る必要があります。
一人では生存することができません。
一生涯、周りと足並みを揃えないと生きていけないのが、ヒマワリの宿命です。
また、目立ってしまうがために、望まない生き物も集まってきます。
人間に見つかったら、種を取られて食べられるし、油を搾り取られます。
一方、ヒマワリのように豪華ではない花もたくさんあります。
これは、道端でどこにでも咲いてる「オオイヌノフグリ」です(多分)。
おそらく多くの人が道端で目にすることはあっても、ヒマワリのようにわざわざ足を止めて見ることはないでしょう。
昆虫も、多くはこの地味な花よりも大きくて目立つヒマワリの方に目が向くでしょう。
でもたまに昆虫が、ヒマワリではなくオオイヌノフグリの花を見つけて、花粉を運んでくれるかもしれません。
また、道端のコンクリートの隙間だろうが、山の中だろうが、どこにでも咲いています。
ある意味、どこにいても見つけてもらえる可能性が高いともいえます。
どうやって見つけてもらうか
私はひとりで独立しているので、ヒマワリのように常に組織の中にいるというわけではありません。
たまにチームで仕事をすることはありますが、ずっと一緒というわけではありません。
営業をするにしても、テレビCMを出したり新聞広告を出すほどの資本力はないので、ヒマワリのように目立つことはできません。
ですが、目立ちすぎるとそれはそれで大変です。
自分が望む方向性とは違う人を引き付けてしまう可能性もあります。
だったら、オオイヌノフグリのように、小さくてもひとりで生き抜いていく方法を考えていきたいものです。
また、特定の場所だけでなく、オンライン・オフラインどこでもしれっと見つけてもらう工夫も必要です。
私だと、このブログ、ホームページ、メルマガといったオンライン上で見つけてもらう方法もあれば、交流会、趣味の集まり、小冊子などのオフラインで見つけてもらう方法も行っています。
大きく目立つことはできなくても、しれっと見つけてもらう方法をいくつもやっていくというのが、ひとりで独立している人の営業の基本方針です。
▪️編集後記
昨日は畿央大学でマタニティ教室を受講。以前も講座を受講しましたが、再受講しました。
昼食に「釜揚げうどん 鈴庵」へ。百名店。至高。うどんはここが一番おすすめ。