仕事の経験年数が長くなってくると、現場ではなくマネジメントをするフェーズになることがあります。それも悪くはないのかもしれませんが、私はずっと現場にいつづけるようにしています。マネジメントがしたくてこの仕事を続けているわけではないですし。
出世 ≒ 現場から離れる
社会人として働き始めるときには自分が一番下っ端で、現場の仕事をしつづけるんですけど、年齢やキャリアが上がってくると、徐々に現場から離れることもあるでしょう。
部下を持つようになり、部署の責任者になり、手を動かす仕事は部下に任せて自分はマネジメントに徹するというのが、一般的な出世のコースです。
会社員ではなくても、独立したら最初は一人で独立する人も多いです。
最初は営業・経理・事務となんでも一人でやってきたけど、規模が大きくなり、スタッフを採用するようになると自分でやることは減っていき、営業やトップセールスだけに専念する人もいます。
それが、一般的な独立の「成功」といえるモデルケールなのでしょう。
しかし、マネジメントというのは現場の仕事とは全く別物です。
キャリアを上げていって給料をどんどん上げていくにはマネジメントは必須のスキルですが、現場から離れるのは楽しくないものです。
少なくとも私は、「自分で何でもやりたい」と思う派です。
マネジメントがしたくてこの仕事を選んだのか?
私も少ないながらも部下を持ったりマネジメントのようなことをしたことがあります。
ですが、そんな仕事がしたくて公認会計士になったのか?
もちろん仕事である以上、選り好みなんてしてる場合ではなく、誰かがやらないといけないことではあります。
給料が上がったり、周りからちょっと尊敬してもらえたり、「仕事ができるヤツ」っぽく見えるというメリットはあります。
しかし、基本的にマネジメントとは「板挟み」になることですし、自分一人ではどうしようもできないことも多いです。
私の場合は幸い、部下や同僚には恵まれていたので、マネジメントはしやすい環境だったかもしれません。
それでも私にとっては荷が重いことだったので、「自分を管理する」ことは得意でも、「他人を管理する」ことは向いていないのでしょう。
だからこそ、ずっと現場にい続けるという選択をしています。
「ずっと現場」も簡単ではない
とはいえ、ずっと現場にいつづけるというのは簡単ではありません。これはこれである意味で修羅の道です。
アスリートの世界でいえば、ずっと現役でい続けるということと同じです。
結果を出さなかったら試合には出られないし、試合に出られなかったら生活もできません。
仕事でも、「マネジメント」の道か、「プロフェッショナル」の道のどっちを選ぶかのかで、プロフェッショナルに進むということです。
一般的には、マネジメントに行くほうが給料も上がりやすいし、「●●部部長」というようなわかりやすい肩書も手に入ります。
そういう世界ではないプロフェッショナルの世界に行くのは、ずっと現場の能力を磨き続ける道を選ぶということでもあります。
どっちの「修羅」を選ぶかですよね。
どっちも大変なら、自分で納得できる方を選んでみましょう。
そして、選べるという状況には感謝するようにしましょう。「選べる」ということが、すでに恵まれた状況ではありますし。
▪️編集後記
昨日は午前中は税理士業や動画資料の作成など。
午後にプールで1,100メートルのスイム。続けて1,100メートル泳いだわけではないですが、過去最長泳げました。
▪️娘日記(0歳)
離乳食はさつまいもとほうれん草がお気に入り。
トマトは酸っぱい顔をしますが食べてくれます。卵はちょっと苦手っぽいです。