「1分で話せ」というベストセラー本があるように、仕事において短い時間で要点をまとめて説明するスキルは強力です。これを鍛えるために、読書会は有効です。
短時間で話すスキル
読書会は、4〜5人ぐらいのグループで、1人5分ぐらいで各自がおすすめの本を紹介し、面白いと思った部分や印象に残ったことを話していく場です。
5分という短い時間で、その本の内容を説明し、どこが面白いと思ったのかを説明するのは、意外に簡単ではありません。
口頭で本の紹介だけされても、意外に聞き手の頭には入ってこないものです。
なので、できるだけ聞き手の印象に残るように、端的に説明することが必要です。
これは、仕事においても重要なスキルです。
前提を知らない人に説明するスキル
本を紹介するとき、相手はその本の内容を知らないことがほとんどです。
前提となる基礎知識があるとは限りません。そういう人に対しても、その本がどういう内容なのかをわかりやすく説明することが必要です。
これは、税理士としても重要なスキルです。
税金や法律の話は、専門用語が多いです。
専門用語をそのまま使わない方がいい言葉もあれば、むしろ専門用語を使ったほうが伝わりやすいこともあります。
相手がどれぐらいの情報を持っているかによって、コミュニケーションの仕方を変えていくことも必要になります。
自分の考えを伝えるスキル
本の内容を紹介し、印象に残った部分を話すだけでなく、その本を読んで自分が感じたこと、これから実践しようと思うことを話すことも重要です。
ただ本の内容を紹介するだけだったらAIでもできます。
その本を読んで何を感じたのか、自分のこれまで経験と重なることはあるのかなど、自分の経験と重ねて説明することで、その本を読む意味がわかるようになります。
読書会というのは趣味の集まりなので、プレゼンの教室ではありません。
なので、別に失敗しても誰も怒ったりはしません。
読書が好きなら、「こくちーず」のイベント情報を検索できるサイトを使って、読書会に参加してみるのもおすすめです。
▪️編集後記
昨日は午前中に税理士業の作業。
午後は会計士協会の奈良地区会で研修講師。その後、忘年会に参加。
▪️娘日記
自宅の近くにある子育て広場へ遊びに。「よく動く子ですね」と、いろんなところで言われます。