橿原市にある藤原宮跡では、この時期ハスの花が見頃です。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という故事もあり、宗教的なシンボルにもなっていますが、ハスのような生き方ができるかどうかは難しいところです。
藤原宮跡のハスの花
奈良県の橿原市にある藤原宮跡。文字通り、昔「藤原京」という都があったところです。
藤原京は、奈良市の平城京の前の都です。平城京の方がメジャーな気がしますが、歴史は藤原京の方が古く、天皇の住まいである「内裏」や中国の参考にした「条坊制(碁盤の目のように街を配置)を日本で初めて導入した都市です。
今は広い公園のようになっていますが、その中に、ハスの花を育てている池があります。
夏が見頃の花ですが、7〜9時ごろに花が満開になるので、朝早くに自宅を出発して見に行きました。
確かにハスの花って、あまり見たことがないですね。午前中が見頃だから、日中に見ようとしても満開の花を見るのは難しいです。
フラッと散歩して見かけるものではないので、新鮮でした。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」
ハスの花は仏教やヒンドゥー教でもシンボルとして登場します。
大仏が座っているのはハスの花の上(蓮華座)だったりしますし、「一蓮托生」という言葉も仏教が由来です。
泥の中にあってもその養分を吸って根を生やして茎を伸ばし、泥に染まらずキレイな花を咲かせるという特徴から、汚れた俗世の中にあっても、これに染まらず清らかに生きていくという、仏教の考えを体現したものと古来から考えられています。
標高の高いところでは生育せず、低い土地の湿気のある泥や池で生育します。
このことから、高みの見物で澄ました顔で生きている人よりも、俗世で苦しんでいる人の方がキレイな花を咲かせる(悟りを開ける)という例えにも使われています。
苦行をしなくても、負荷はかけていく
仏教はよくわからないですし、私は悟りを開くことも難しいでしょう。煩悩まみれですし。
苦労しないと悟りを開けないというのも酷な話です。避けられる苦労なら避けたいし、泥の中よりもキレイな水の中を選びたいものです。
出家でもしない限りは、わざわざ苦行を選ぶ必要はないと思います。
確かにこれまでに「ツラい」と思う時期はいくつかありました。そのツラい時期を乗り越えることで得られた経験もあります。
でも、もう一度同じ経験をしたいかといえばそうは思いません。
とはいえ、苦行になるようなツラい修行はできなくても、日々鍛錬を怠ることはしてはなりません。
独立してからはより一層その思いが強くなります。
毎日のブログやセミナーの準備、次の営業の種まきなどは楽ではありませんし、鍛錬の一つともいえます。
でも、苦行ではありません。楽しめる部分もあります。
「泥中の蓮」とはいかなくても、日々の鍛錬を欠かさず負荷をかけていくことは必要です。
▪️編集後記
昨日はオフ。新大宮の「ミ・ナーラ」で買い物とランチ。抱っこヒモを買いました。
車を持っていないのでバスで移動しましたが、バスでの移動は新鮮でした。普段は電車か、車を持っている人の運転でしか通らない場所だったので。
自宅に帰ってからブログやゲーム(パワプロ)など。