自分がやりたいと思っている仕事に先行者がいる場合、出遅れているがゆえの不利な面もありますが、後発であるからこそのメリットもあります。
リープフロッグ現象
AIの開発は日進月歩ですが、こうした技術革新を考えるときに、「リープフロッグ現象」というものがあります。
直訳すると「カエル跳び」というような意味です。
これは、インフラが整っていない発展途上国は最新技術を導入するときの障壁が少なく、逆に先進国はすでにある技術が邪魔して最新技術への移行が進まず、結果として途上国のほうが最新技術やサービスが普及して急速に発展していく、という現象です。
新興国では固定電話よりもスマホのほうが普及している、というのがよく出てくる事例です。
世界でもっともキャッシュレス決済が普及しているのはケニアともいわれます。
後発のほうが、余計なしがらみや調整事項が少なく、すんなりと新しい技術やサービスを導入しやすい、という側面もあります。
これは、個人においても意識しておきたいことです。
税理士という仕事でいえば、すでに私の前に何万人という先行者がいるわけですが、だからといって私が常に不利とはいえません。
税制が複雑なのも、ある意味歴史が長いからこその問題点ともいえるでしょう。

後発でも優位に立つために
私もそうですが、どうしても後発に甘んじてしまうと、先行者の後を追いかけがちです。
- 税理士であれば顧問をたくさん増やすべき
- 事務所を東京や大阪などの都会に構える
- 事務所が大きくなったら自分は手を動かさず、マネジメントや営業に徹する
- 資料のチェックは紙で印刷すべし
- 仕事を増やすなら「酒とゴルフ」
大なり小なり、自分の前を走っている人の目につきやすい部分だけを見て、それを真似してしまいがちです。
でも、それだと先行者の下位互換にしかなり得ません。
後発組が「リープフロッグ」するためには、そういった慣習があることも知りつつも、あえてその道を選ばない覚悟も必要です。
- 継続的ではない単発のサービスも提供する
- 地方都市をエリアにする
- 人に任せるのではなく、自分で全て対応する
- 「紙が必要なのはトイレだけ」という気概でペーパーレスを敢行する
- 酒もゴルフもやらない。代わりにランチ会やマラソンの練習会で仲間と交流する
後ろからただ真似をするのではなく、先行者がいるからこそ、その道をあえて通らないという戦略が、後発者には必要です。
▪️編集後記
昨日は自分の確定申告。何とか無事終わりました。
▪️娘日記(1歳)
寒いので、少し鼻がつまってます。でも鼻を拭おうとするとすごく嫌がります。
顔を触られるのが嫌なんですかね。
