歴史小説が好きで、よく読んでいます。単に歴史を学ぶだけでなく、歴史を楽しむことによって、自分の人生の教訓にすることもできると考えています。
歴史小説を読むメリット
最近、歴史小説を読むのにハマっています。
大学生の時にも歴史小説をよく読んでいて、浅田次郎が特に好きでよく読んでいました。
しかし、社会人になってからはほとんど読まなくなりました。
歴史小説は長いですし、そんな長い本を読んでいる時間などなかったからです。
また、歴史小説というのは、少し「おじさん臭い」イメージもあります。
なんとなく、おじいちゃんの本棚に司馬遼太郎や池波正太郎の本が並んでいるようなイメージです。
独立してからは時間も増え、長い小説を読む余裕も出てきました。
私からすれば、歴史小説を読むのは趣味の一つなのですが、あえてメリットをあげるとすると、
文章の語彙が増えること、「狭く深く」歴史を学べることかと。
歴史小説は昔の出来事を扱っているので、言葉遣いや固有名詞も古いものが多いです。
聞き慣れない漢字や言葉が出てくることもあり、知らなかった日本語の勉強にもなります。
例えば、「孤閨(こけい)」という言葉など、全く聞いたこともありませんでしたし、今後も使うことはないでしょう。
しかし、日本語の語彙力を増やす上では良い勉強になっています。
学校の歴史の授業がつまらないのは、「広くて浅すぎる」からだと思います。
(私は歴史の授業が好きでしたが)。
教科書だと、「大阪夏の陣で徳川方が豊臣を滅ぼした」ぐらいの記載しかない出来事であったとしても、そこには人間のドラマがあったはずです。
そういった人間模様を小説を通して学ぶことができます。
もちろん、小説はフィクションなのですが、歴史上の出来事をとおして現実にも置き換えられるような人間模様を描いていてそれは現代にも通じる部分があります。
歴史を教訓にする方法
小説を娯楽として読んで終わりでもいいのですが、それを人生の糧にできればもうけものです。
歴史を人生の教訓として活かすには、以下の3つがポイントです。
- 読んで終わりにしないこと
- 読書メモを作ること
- 簡単な歴史の入門書を読んでみること
歴史小説は話としても面白いので、読むだけでも十分に楽しめますが、「ああ面白かった」で終わらせてしまうのはもったいないです。
せっかく長くて分厚い本を読んだのですから、それを何かの人生の糧にしたいところです。
私は、読んだ小説に出てくる実際の出来事について、Wikipediaなどで調べるようにしています。
小説で書かれていることが、実際の歴史ではどのようになったのかを調べることで、歴史の知識が身につきます。
また、書評ブログを読むこともあります。司馬遼太郎などの有名な小説であれば、多くの人が書評ブログやYouTubeで動画を投稿しているので、そういうものを見て解説記事を読みます。
そうすることで、著者がこの小説を通して何を伝えたかったのか、大事な教訓は何なのかということを知ることができます。
また、上でも書いたように、歴史小説は古い言葉を使うことが多いので、語彙力も高まります。
ただ読むだけでなく、実際に読書メモに自分の文章で小説の文章を書き写しています。

それがどこまで生きるか分かりませんが、プロが書いた文章を自分の手で書いてみることで、自分の文章力もアップすると期待しています。
また、簡単な歴史の本を読んでみることで、改めて歴史を全体を通してみることもできます。
小説ではなく漫画もおすすめ
小説で読むのがしんどいという場合は、漫画も良いでしょう。
歴史小説を元ネタにした漫画もたくさんあります。
有名なものは『バガボンド』でしょう。吉川英治の『宮本武蔵』という小説を原作にしています。吉川英治の小説が文庫本で全8巻あるので、全部読み切るのはかなり大変ですが、漫画なら読みやすいです。
日本史ではありませんが、『アグリッパ』という漫画もおすすめです。
古代ローマの、カエサルなどが活躍した時代を扱った漫画です。「カエサル」という言葉や「古代ローマ」は世界史の授業で聞いたことがあっても、あまり詳しくは知らないという方もいるかもしれません。そういった方にもおすすめです。
あくまで娯楽として読んでいるので、歴史が好きになれないという方は、無理に読む必要もないでしょう。
しかし、マンガでも歴史モノは多いですし、大河ドラマも人気です。
歴史小説は長いものも多いですが、興味があればチャレンジしてみましょう。
(そして、小説を読めるだけの時間もたくさん持つようにしましょう)
▪️編集後記
昨日は午前中は墓参り。その後、アカチャンホンポ&ニトリで買い物。
真夏のチャイルドシートにつける冷却マットを購入。
午後は税理士業。セミナー資料作成。
▪️娘日記(0歳)
「ンガー」とか「ンゴー」というようなことをよく言うようになりました。
何かを伝えようとしているのでしょうか。