税金に詳しいだけで良い税理士だとは限りません。私が思う「良い税理士」とはどんな人かをまとめました。
何でも断言しない
「経費にできます!」とか「節税できます!」ということを、見境なく断言する人は気をつけたほうがいいです。
経費にできるかできないかという問題は、その会社の事業内容などによっって変わるものです。
本とか動画では、「それも経費にできます!」と断言しているものは多いです。
そういう情報が無意味だとは思いませんが、士業である以上、間違ったことを言ったら責任も発生します。
「責任を負いたくないから」と過度に保守的になったり、「調べてから回答します」ばっかりだと頼りないですけど、かといって何でもその場で断言してしまう人は注意が必要です。
スピード感は大事ですが、慎重になるべきポイントがわかっているのが、良い税理士といえるでしょう。
調べてから回答する
ろくに調べてもいないのに、「いけると思います」とか「経費にできます」といってしまうのも、危険な税理士かもしれません。
お客様からすれば、せっかく税理士に確認しているのだから、その場で解決したいと考えるものでしょう。
何を聞いても「確認します」みたいな回答ばかりだったら、AIに聞いたほうが速いとなります。
ですが、調べないといけないことがあるのも事実です。
税法は毎年変わります。多くの会社や個人に大きな影響が出る改正もあります。
昨年まではOKだったことも、今年はNGになるということもあります。
間違ったら大変なことになるかもしれないので、条文を確認する、専門書籍で確認するということをしている税理士は、良い税理士といえるでしょう。
過度にお客様に寄り添わない
お客様のために仕事をするのは当然のことです。
税理士だったら、節税を積極的に提案できる、というのは一つのバリューかもしれません。
お客様の味方になることは大事ですが、寄り添いすぎて違法なことや違法に近いことをやっていたらそれはプロ失格です。
過度に寄り添いすぎず、「ダメなものはダメ」と言える税理士は良い税理士といえるでしょう。
▪️編集後記
昨日は午前中に妻・娘・私の母とイオンへ。
私と娘の誕生日プレゼントをもらいつつ、食事しました。
午後は税理士業。
▪️娘日記(0歳)
私の母(娘の祖母)に絵本を買ってもらいました。
その後、一緒に昼ご飯も食べました。