「ガチ勢」はめんどくさい。でも、「ガチ勢」にならないといけないこともある

フリーランスとしてひとりでやっていくには、「深く狭く」・「ガチ勢」にならないといけない場面もあります。

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普段着で運動できるコンビニジム

奈良の自宅の近くに、普段着で運動できることがウリの某コンビニジムができてました。

ホームページを見ると、着替え不要で5秒で運動できるとか、スーツのままでも筋トレできるみたいなことが謳われています。

本当にスーツで筋トレする人なんているんでしょうか?入会してないのでわからないですけど。

気軽に運動したい人からすれば、ドレスコード(「デニム・サンダルはダメ」みたいな)があるようなジムは避けたいのでしょう。ジム用のジャージやシューズを揃えて、着替えをしないと運動できないというのが、運動を習慣にするハードルなのかもしれません。

でも、普段から運動している側からすると、スーツで筋トレはしてほしくないですね。運動を軽く見られているというか。

ジムで運動をほとんどしない人からすると、普段着で運動したいというニーズもあるでしょうが、普段から運動している人からすると、スーツで筋トレなんて、運動に対する冒涜と思う人もいるかもしれません。

どっちが悪いとかではなく、自分が真面目に取り組んでいることを軽く見られると、尊厳を傷つけられたような気分になるものです。

しかし一方で、そんな「運動ガチ勢」の意見は、「エンジョイ勢」からは嫌われるでしょう。こういう「ガチ勢」の言い分はめんどくさいです。「アスリートになりたいわけじゃないんだから好きなようにさせろよ」と。この気持ちもすごくわかります。

ガチ勢とエンジョイ勢の対立は、どこにでもあります。

裾野を広げようとすると、「ガチ勢」ではいられなくなる

某コンビニジムの運営会社も、もともとは結果にコミットする「ガチ勢」のためのジムがメインの業態でした。

それだけだと成長が伸び悩むから、裾野を広げるために「エンジョイ勢」のためのジムを始めたのでしょう。

事業の規模を拡大しようとすると、深いけど狭い範囲の「ガチ勢」を顧客にするだけでなく、広くて浅い「エンジョイ勢」を顧客にすることも必要になるでしょう。

その結果、もともとの「ガチ勢」から眉をひそめられても、成長のためには仕方ないのかもしれません。

「ガチ勢」にならなければならないこともある

でも、これは上場企業だから仕方のないことであって、自分のようなひとりでやってる個人事業主だったら話は変わってきます。

広く浅く、どんな人でも「お気軽にお問い合わせください」みたいなスタンスをとろうとしても、ひとりだと限界があります。

何かの分野で「ガチ勢」になる必要があります。

士業だったら、その専門分野については深く勉強する必要があります。「ガチ勢」にならないといけません。

士業に関する内容じゃなくても、ひとりでやっていくには「深く狭く」が基本戦略になると思います。

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